R1システムアーキテクト試験合格体験記
今回は令和元年に受験したシステムアーキテクト試験の合格体験記を書きたいと思います。
データベーススペシャリストに続いて2連勝です。
令和のスタートとしては幸先良いですね。
システムアーキテクトの試験を受験するのはこれで二回目となります。
前回は勉強不足により午後Iが終わった時点で途中で帰ってしまいました。(言い訳するとめちゃくちゃ忙しかった記憶があります)
H30システムアーキテクト試験不合格体験記
前回の反省を活かし、システムアーキテクトを勉強するに当たって戦略的に勉強できたことが合格できた勝因となります。
1.システムアーキテクトの試験概要
詳しくは別の記事としてこちらに書きました。
上流工程を主導するシステムアーキテクト試験とは?
2.システムアーキテクトで使用した参考書
私はシステムアーキテクトの勉強するに当たり、こちらの「情報処理教科書 システムアーキテクト 2019年版」を使用しました。(去年の参考書があったので実際に私が使ったのは2018年度版です)
情報処理教科書 システムアーキテクト 2019年版
システムアーキテクト試験と聞くと合格率が低く難しい資格のように思えてしまいますが、実はこれ一冊を完璧にしてネットで拾える午前Iもしくは午前IIの過去問を勉強すれば合格できる力は身についてしまいます。
実際に私も参考書はこの一冊だけで合格にたどり着くことができました。
私が使用したのは最新のものではなく前年度の参考書で勉強しましたが、前年度の参考書で勉強しても問題なかったです。(前年で大きく傾向が変わらなければの話ですが)
3.システムアーキテクトの所感
先に私の試験の点数についてお話しいたします。
私の点数は
午前I 免除
午前II 80点
午後I 77点
午後II A
でした。
余裕とは行かないまでも、ぎりぎりの合格ではありませんでした。
勉強の戦略が活きましたね。
午前Iは免除です。
半年前に合格したデータベーススペシャリストの免除分を使いました。
午前IIは試験日の一ヶ月くらい前から会社の昼休みでちょくちょく過去問題を解いていました。
意外に解答が載っている過去問題が掲載されているサイトを見つけるのに苦労しましたが、下記の「システムアーキテクト過去問対策.com」で勉強しました。
システムアーキテクト過去問対策.com
午前IIは過去問と同じ問題が載っていたりするので過去問を何周もすれば合格基準である60点には届くでしょう。
午前IIの勉強に当たり、過去問10年分を何周もしました。
過去問10年分と聞くとかなり勉強したように思えるかもしれませんが、1年分は25問しかなく、同じ問題が出題されたりするので思っているほどの負担ではないです。
あとは近年ではAIやビックデータ絡みの問題がやたら出題されたりするので、余裕がある方は少しAIやビッグデータのニュースにアンテナを張っておくと有利です。(とはいえ、そこまで敏感になる必要はありません。午前IIは過去問を何周もすれば合格点に届く力が身につきます。)
続いて午後Iについてです。
私が去年午後Iだけ解いて諦めて途中で帰ったポイントですね。
去年は午後Iを舐めていてほとんどと言っていいほど勉強しませんでしたが、今年は一番時間を割いた気がします。
さすがに何年分もやる時間はなかったですが、参考書でこれはやっておいた方が良いと思える問題を解きまくってましたね。
ただし、組み込みの部分は捨てました。
組み込みは業務でもやったことがなく、時間が限られていたのでソフトウェアの部分だけピックアップして過去問を解いていました。
さて、システムアーキテクトのメインとなる午後IIの論述試験についてです。
こちらも去年はほとんどと言っていいほど勉強しませんでした。
どこで得た情報かは忘れましたが、論述試験は5回くらい通しで練習をすれば論文の書き方が分かり合格に一気に近づくそうです。
なんでもIPAの試験では論文を書く上で書き方のパターンがあり、5回くらい通しで練習するとそのパターンが見えてきて本番ではそのパターンに当てはめるだけで合格論文が、もしくは合格論文に近いものが書けるようになるそうですね。
あと論文を書く上で3案件ぐらいネタを準備すると大問によって書くネタを変えられるので良いらしいです。
私は時間がなかったので、3案件ネタを用意し、それぞれで3回通しで書く練習をしました。
午後IIの制限時間は2時間ですが、最初の一回は頭を捻って5時間くらい時間をかけた記憶があります。
しかし次の一回は4時間、その次の一回は3時間と徐々に時間を短縮することができました。
精神的にも体力的にも通しで勉強するのはキツいですが、IPAの論述試験に合格したいなら絶対にやるべきです。
これをやるだけで全然違います。
理想としては5回通しでやった方が良いらしいですが、3回も通しで勉強すればなんとなく本番で論文を書く上で戦略が見えてきます。
実際に3回通しで勉強すると書き方の構成だったり何を書けば良いのかがおぼろげながら身に付けます。
ある程度勉強を重ねられたら、あとは本番に出る問題によっては結構運ゲーの要素があるため、ぶっちゃけ運次第です。
自分の実務経験や自分の書きやすいネタを絡めることができる問題が出るかどうかですね。
まぁ不合格だったら不合格で来年頑張るしかありません。
4.システムアーキテクトの総評
今回はシステムアーキテクト試験の合格体験記を書きました。
IPAの高度区分に合格できたのはこれで2度目です。
もう技術者として一生分の資格は取れたのではないでしょうか。
まぁ来年も気が向いたら他のIPAの資格に挑戦していきたいですね。
勉強期間:1カ月
勉強時間:50時間強(去年の勉強時間は除く)
受験時のスペック:IT系の仕事を始めてから2年半
得点率:午前I免除、午前II80点、午後I77点、午後II A
私が今までに取得した資格の一覧はこちらになります。
取得済資格一覧
私が2019年度に取得した資格の一覧はこちらになります。
2019年度取得済み資格一覧
私がおすすめする勉強法はこちらでご紹介してます。
おすすめ勉強法ベスト3
システムアーキテクト試験について、私のYouTubeチャンネルで勉強法や対策についてご紹介しているのでよろしければご覧になってみてください。
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