大学院入試に落ちても意外となんとかなる
私は以前東大の大学院入試を受験したことがあります。
結果は不合格でした。
東大大学院情報理工学部電気電子学科不合格体験記
自分の大学の大学院入試を受けず、東大の大学院一本に絞っていたので見事に院浪ルートに入っていました。
私の場合は大学院入試に落ちた後すぐに就職活動を行い、留年などせずそのまま就職してその後1年もしない内に独立しました。
結果、悠々自適とまではいきませんがかなり自由な生活を送れています。
今回は大学院入試に落ちても意外となんとかなるということについてお話ししていきたいと思います。
大学院のメリットはそこまでない
まず、大学院に行くにあたってメリットとなることを考えてみましょう。
文系は考えず、理系の院についてのみ考えてみます。(ちなみに私は理系です)
主に大学院に行くメリットしては、次の3つがあるかと思います。
1.研究ができる
2.就職活動に有利
3.遊べるor学生として好きなことができる
1.研究ができる
まず一つ目の「1.研究ができる」ということについて考えてみましょう。
これに関しては、本来は研究をするために大学院に行くというのが正しいです。
研究がしたいがために大学院に行くというのは自然なことですが、私の周りを見ている限りきちんとしたモチベーションを持って研究に臨んでいる方はあまりいない気がします。
私はまさしく研究に対するモチベーションがありませんでした。
お金をもらえるならやりますが、時間を大幅に使ってまで研究に没頭したいとは思いません。
よって、大学院に行くことで研究に没頭できるというのは私にとって魅力的なことではありませんでした。
2.就職活動に有利
二つ目として「2.就職活動に有利」がメリットとして挙げられますね。
私の周りを見てみると、大部分の方がこの就職に有利だからという理由で大学院に行っている気がします。
あまり有名でない大学なら分かりませんが、そこそこの大学であるならば大学院に行くことで大企業に入るチャンスが大幅に高まると思います。
大学院卒になることで、学部卒よりも給料が上がる企業も多いです。
しかしながら、私は大企業に行くのはそこまで興味がなかったので「2.就職活動に有利」という点は魅力的に感じませんでした。
将来独立を視野に入れていたので、ベンチャー企業の立ち回り方を学びたかったです。
3.遊べるor学生として好きなことができる
三つ目のメリットとして「3.遊べるor学生として好きなことができる」というのがありますね。
少数派ではありますが、これも立派な理由かと思います。
ちなみに私はこの「3.遊べるor学生として好きなことができる」というのを一番の目的として大学院入試を目指していました。
大学院にいる内にビジネスを立ち上げたいという思いで、そこから逆算してなんとなく東大在学中という箔が付けばビジネスが軌道に乗りやすいかなと思った次第です。
しかし今考えてみると東大という肩書きはビジネスにおいてそこまで効力を発揮しないのではと思っております。
確かに名前的にはかっこいいですが、もっと実務経験や具体的に何をするかなど重きを置くべきところがあるかと思います。
若干話が逸れつつありますが、東大であっても東大でなくとも独立する上ではそこまで関係ありません。
要は何をするか、どう戦略を立てていくかが重要であります。
よって今となってはこの「3.遊べるor学生として好きなことができる」というのはあまり効果的なメリットではないのかなというのが私の考えです。
独立を目指すなら大学院は関係ない
以上のことから、結果的に独立を目指すならば大学院に行くことはあまり関係ないのかなというのが私の意見です。
ただ大企業を目指すなら上記の限りではありません。
大企業を目指している方は流石に私のように自分の大学の入試を受けないということはありませんから、多分普通に勉強して普通に大学院入試に受かるというのが一般的な流れかと思います。
大学院入試に落ちてしまっても研究生というルートもありますし、私のように独立するというルートも残っています。
ちなみに私は独立するというルートをおすすめします。
今は富士通の45歳以上のリストラなど、企業に勤めるリスクが多すぎる気がします。
無責任なことはあまり言えませんが。
ただ一つ言えることはたとえ大学院入試に落ちたとしても意外と頑張ればリカバリが効きます。
必要以上に大学院入試に落ちることに怯えず、かつたとえ大学院入試に落ちたとしても冷静にこれからのことを考えていきましょう。
きっとうまく行きます。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません