東大大学院情報理工学部電気電子学科不合格体験記

2019年4月30日

私は以前東大の大学院へのロンダリングに挑戦して、不合格になった経験があります。

今回はその体験談を書きたいと思います。



東大大学院情報理工学部電気電子学科とは?

体験談を書くとはいってもそこまで書くことはないですけどね。

軽く私が受験した東大大学院情報理工学部電気電子学科についてご紹介しようと思います。
本当に軽くです。

東大大学院情報理工学部電気電子学科は、一言で言うと情報系の学部です。
情報系の学部といってもさらにコンピュータ科学、数理情報学、システム情報学、電気電子情報学、知能機械情報学、創造情報学の6つに分類されますが、電子情報学では電子技術に特化した分野を扱っています。

それぞれの分野の分け方は正直私にもよく分かりません。
行きたい研究室がどこの学部に分かれているかが重要だと思います。
私の場合行きたい研究室がたまたま電子情報学でした。

どんな対策をしたの?

対策といっても、主に行ったのは次の二つです。

1.過去問を解きまくった。
2.現役のプロパーが使っている参考書で勉強した。

院試の勉強なんてこんなもんですよね。
あとは英語のTOEFL ITPがあったのでその勉強です。
試験科目は英語、数学、専門、面接の4種類となります。

具体的にどんなテキストを使ったのかはそれぞれ記事にしました。
TOEFL-ITP対策で私が使用した参考書、問題集は?
東大大学院入試電子情報学科の数学の対策
東大大学院入試電子情報学科の専門の対策

特筆すべきところは見当たりませんね。
ほぼ過去問と現役生が使用しているテキストを使った勉強のみです。

受験当日は?

私が受けた院試は3日間に分かれております。
1日目は英語、少し間が空いて2日目は筆記、また少し間が空いて3日目は面接です。

ちなみに他の大学院の院試は受けませんでした。
私の場合自分の大学の院試さえ受けませんでしたね。

私の性格上、自大の院試を受けて合格してそのまま院に進んだとしても途中で中退していました。
今でも自大の院試を受けなかったのはファインプレーだと思っています。

自大の院試に合格して院卒になれば非常に就活に有利でしたが(私の大学の場合、院卒のときの就職先は恵まれている方)、私は起業意識が強く就職先に興味がなかったのでただの院卒に魅力を感じませんでした。

正直、ロンダリングして東大に行けば箔が付いて起業の追い風になるんじゃないかと思っていましたね。(今考えると東大卒にそこまでの効力はありません)
東大に行きながら研究して同時に何かビジネスを起こそうと考えいていました。
実際には試験に落ちたので実現には至りませんでしたが。

それはそれとして、体験談を書きます。
1日目は英語です。
2日目の筆記試験(数学と専門)まで結構間があったのでがっつり英語を勉強しました。
多分受験生の中で私ほど英語をがっつり勉強した方はいなかったのではと思います。
それほど英語は重点的にやりました。
英語は他の数学や専門と比べて配点が低いにもかかわらず頑張りましたね。

結果、点数開示は合格発表から一ヶ月後でしたが英語はそこそこの点数でした。
560点前後だったと思います。
点数開示した時の紙は捨てたので覚えていません。

時は経って、二日目の専門と数学です。
遅刻が怖かったので前日ホテルで過ごしました。
これが功を奏し、時間に余裕を持って受験することができました。
ホテル分のお金は消えましたが。

結果は可もなく不可もなくです。
点数開示をした際、可もなく不可もなくな点数が出ました。

問題なのは3日目の面接です。
3日目は2日目より間が空き、1日目と2日目の英語と数学、専門の点数が一定以上の場合に3日目の面接に挑戦できます。
要するに1次試験として筆記、二次試験として面接があるわけですね。

私の場合、1次試験の筆記は無事通過しました。
自大の院すら受けず東大の院一本ですからドッキドキです。
まぁ落ちてもなんとかなるだろうとは思っていましたが。

1次試験を突破し、2次試験の面接に臨みました。

2次試験の面接ですが、詳しくは書きません。
一言で言うと若干圧迫気味でしたね。
情報を集めたところによると、教授との仲が良ければ良いほど面接が有利だそうです。
私の場合頑張りましたが微妙でした。

結果はタイトルの通り不合格。
点数開示をしたところ、面接の点数に関しては100点満点中20点でした。(この面接の点数だけは鮮明に覚えています)

総評

私の体験を踏まえての結論です。

筆記の対策は過去問と現役生が使っているテキストを利用すれば問題ないでしょう。
事実、私の場合はその二つの対策で筆記の合格はできました。
英語がある場合は英語の勉強も必要ですが。

そして、肝心なのは面接の対策です。
面接の一般的な対策は他の本やサイトに任せるとして、院試の面接では教授との仲が重要になってきます。

どんな研究をやっているか研究室訪問をするという手がありますが、面接を有利に進めるためにも研究室訪問は重要です。
私は研究室訪問をしましたが、一回しか行っていません。

たぶん迷惑にならないくらい、具体的には二週間に1回か1ヶ月に1度くらい研究室訪問に行くのはありだと思います。
さすがに週2、3回行くのは難しいかもしれませんが、院試のちょっと前ぐらいから研究室訪問を重ねるのは重要です。
これに関しては研究室や立地によりますが、確実に合格するためには最善を尽くした方が良いでしょう。

終わりに

以上で体験談は終了です。

自大の院試を受けず、一本に絞った東大の院試に落ちた私ですが、今なんとかなってます。

他の方に私の後を追うのはおすすめしません。
私のように就活がどうでもいいと思っていない方はきちんと自大の院試も受験した方が良いでしょう。
自大の院試だけでなく、他の院を複数受けるのも有効です。
というより複数受けるのが当たり前だったりしますね。

この記事がロンダリングを考えているみなさんの参考になれば幸いです。

ちなみに大学院入試に落ちても意外となんとかなります。
その実情については次の記事にまとめました。
大学院入試に落ちても意外となんとかなる

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体験記

Posted by ちこ