白取 春彦翻訳「ヴィトゲンシュタイン 世界が変わる言葉 エッセンシャル版」レビュー★★☆☆☆

2024年1月10日

今回は白取 春彦翻訳の「ヴィトゲンシュタイン 世界が変わる言葉 エッセンシャル版」を読んだ感想についてご紹介いたします。

ヴィトゲンシュタイン 世界が変わる言葉 エッセンシャル版 (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ)



1.所感

この本は海外の名言をひたすら紹介してくれる本です。

ただし、海外では名言と言われるものでも、日本に住んでいるみなさんにピンポイントで当てはまるとは限りません。

実際に海外の一部の地域ではさぞかし名言と崇められたものと推測されますが、日本で育った私からすれば「それでどうなの?」だったりとか「海外ではこんな風習があるんだ」とは感じたものの、そこまで心に響くものではありませんでした。

単純な日本人に響くような名言が欲しいならば、別の自己啓発本をおすすめします。
この本に書いてある言葉がそのまま日系企業に当てはまるものは少ないと感じました。

少し酷評気味ですが、海外で住んでいる方たちからすれば良書となると思います。

この本はヴィトゲンシュタインの言葉の本質を翻訳してまとめた本とも言えます。(間違っているかもしれません)

ルートヴィヒ・ヨーゼフ・ヨーハン・ヴィトゲンシュタインは有名な哲学者のようですね。
哲学者の言葉はときに本質をついていて、考えさせられるものが多いです。

2.終わりに

今回は白取 春彦翻訳の「ヴィトゲンシュタイン 世界が変わる言葉 エッセンシャル版」についての書評を書かせていただきました。

日本の労働環境はひどいです。
私も隙あらば海外に移住して仕事をしたいと考えています。

しかし最近では日本で働き続けるのも悪くないと思いました。

生まれつきどうにもならないことってあるじゃないですか。
「日本で生まれた」という事実も、与えられた手札の一つと考えています。

日本の労働環境が嫌だという理由で海外に移住して仕事をしたとしても、分の悪い賭けだということは否めません。

たとえるなら、中学生、高校生が家が嫌だと言って家出するようなものと最近では考えてきました。

海外では言語の壁があるので、単純に海外に移住したからと言って稼ぐためのハードルは高いです。

家出もそうですね。
家出して働いて寮暮らししたからと言って、家暮らしでは得られないような家出したなりの稼ぎや暮らしは得られるかもしれませんが、ビッグになるために努力が必要なのは変わらなく、家族との関係性が悪くなる分マイナスとも言えるでしょう。

そう考えると、日本に住みながら四苦八苦して稼ぎの手段を探したほうが現実的と言えますね。

まだ結論は出ません。
仕事を続けながらゆっくり考慮していきたいです。

おすすめ度
★★☆☆☆

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Posted by ちこ