田口 智隆著「入社1年目のお金の教科書」レビュー★★☆☆☆
今回は田口 智隆著の「入社1年目のお金の教科書―これだけは知っておきたい 貯め方・使い方・増やし方」を読んだ感想についてご紹介いたします。
入社1年目のお金の教科書 これだけは知っておきたい 貯め方・使い方・増やし方 (きずな出版)
1.所感
この本はタイトルの通り、入社一年目の貯金や投資の仕方やお金の使い方などを教えてくれます。
自己啓発本を読んでみると、「20代はお金を使った方が良い」という意見と、「20代から貯金や投資をした方が良い」という意見がきれいに分かれているのが見て取れます。
前者の「20代はお金を使った方が良い」という理由は、20代という多感な時期にいろいろな経験を積んだ方が良いという考えから来ています。
確かに、20代はお金を持っていないですが、20代のうちにしておくのと30代、40代にしておくのは全然違いますね。
例えば、20代で自己研鑽や様々な経験にお金を費やすことで一時的には何もお金を使わずひたすら貯金に回す方と比べてお金は目減りしていきますが、30代、40代になってからのスキルの差が段違いとなり、20代のうちに自己研鑽を積んだ方が大きく年収が上がるかもしれません。
私が個人的に思うこととしては、できるだけ若いうちに投資だったり大きく損をしとくべきだと考えています。
20代のうちは稼ぎが少ないですが、30代は稼ぎが多いです。
若い方が単純に投資に回せる額が少ないため、大きく損をしたとしても人生全体から考えた損の額が30代と比べて少ないですよね。
それに私の考えでは30代になったら20代と比べ性格がなかなか変わらず、かつ20代と比べて年齢的に可能性が小さくなっていてやり直しが効きづらいと考えているため、30代で失敗したらそのままずるずると転落人生に行きそうで怖いですね。
後者の「20代から貯金や投資をした方が良い」という理由は、主に投資によって享受できるお金の額が増えたり、投資や貯金のやり方を人生の早い段階で学べることから来ています。
確かに投資は期間が長ければ長いほど儲けられるわけですから、早いうちに始めた方が有利ですね。
貯金にしても、お金があるのとないのじゃ心の余裕が違います。
この本は後者の「20代から貯金や投資をした方が良い」という意見に当たります。
ただし、正直ほかの本で補えるレベルの話であったり、「確かに貯金や投資は大事だけどそこまでかなぁ」と個人的に思ってしまったため★2としました。
2.終わりに
今回は田口 智隆著の「入社1年目のお金の教科書―これだけは知っておきたい 貯め方・使い方・増やし方」についての書評を書かせていただきました。
私は20代のうちにできるだけお金を貯めといた方が良いという意見にはあまり賛同できませんが(貯めるに越したことはありません)、投資をした方が良いという意見には賛成です。
私の偏見も入っていますが、男性は人生のどこかで投資やギャンブルにはまる時期があると思います。
その時期が早いに越したことはありません。
今のうちにお金を失うことの後ろめたさを実感しておきましょう。
おすすめ度
★★☆☆☆
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