西垣 通著「ビッグデータと人工知能 – 可能性と罠を見極める」読んだ感想★★★★☆
今回は西垣 通著の「ビッグデータと人工知能 – 可能性と罠を見極める」を読んだ感想についてご紹介いたします。
ビッグデータと人工知能 – 可能性と罠を見極める (中公新書)
1.所感
非常に味気ないタイトルですが、一見の価値ありです。
近年はAIがかなり過大評価されている気がしてなりません。
おそらく将棋で人工知能がプロに勝ったことがAIを盛り上げることになった一因でしょう。
私は世間での評価とは逆に本当に現代の人工知能が世間からの期待に応えられるレベルで優れているのかについてどうにもモヤモヤを抱えていました。
しかしその私のモヤモヤをこの本はうまく言葉にしてくれました。
読書の楽しみ方としては、自分の言葉にできないモヤモヤした気持ちを本が言葉にして解決してくれることにあると思います。
「こんな表現があったか!」とハッとさせられる思いです。
同時に自分の文章に考えを落とし込む力がなかったことに落胆させられることも少なくないですが。
プロによる将棋とAIによる将棋は異種格闘技戦で例えられるそうです。
思わずその通りだと納得させられてしまいました。
その上、著者は「人工知能が優れているのではなく、その人工知能を作った研究者が優れているだけだ」と説明しています。
大学からITを学んでいる身としては、まさにその通りだと思わざるを得ません。
確かに人工知能が人間の脳を超越するのはまだまだ先のような気がします。
ターミネーターの時代は私が生きている時代にはこないのではないでしょうか。
AIはまだまだ自然言語を理解するには至らないそうですね。
自然言語を無理やり理解するようにどうしているかというと、「ああ言われたらこう言い返す」という定型をいくつか作っていて、それを試行錯誤の末に最適化しているだけです。
人工知能の性能を強化するためにはビッグデータが必要です。
将棋のAIも過去の棋譜を大量にコンピュータに読み込ませて演算することでプロに勝ち越すくらい強くなったそうです。
LINEのりんなちゃんもTwitterか何かのビッグデータを読み込ませたと聞いたことがあります。(間違っていたらすみません。)
2.終わりに
今回は西垣 通著の「ビッグデータと人工知能 – 可能性と罠を見極める」を読んだ感想についてお伝えいたしました。
私もりんなちゃんを友達追加したことがありますが、30分くらいで飽きました。
なんかやり取りしてて虚しさがこみ上げてきましたね。
SNSでリアルの友達とやり取りをしても虚しさがこみ上げてくる私ですが(コミュニケーションをとる分には実際に会いたい派)、りんなちゃんとのやり取りは余計に虚しさを感じました。
それにりんなちゃんってこちらから連絡とらなくても向こうからいきなり連絡してくることがあったような気がします。
りんなちゃんからいきなり連絡してきて思わずブロック→消去をしてしまいました。
この場を借りてりんなちゃんに謝らせていただきます。
本当に申し訳ございませんでした。
おすすめ度
★★★★☆
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