寝すぎによる頭痛のメカニズムと対処法とは?
寝すぎによって頭が痛くなる経験はありますか?
私の主観ですが多くの人が寝すぎによる頭痛を経験済みかと思います。
寝すぎによって起こる頭痛ってうざいですよね。ブルーな気持ちでその日一日を過ごすことになります。
しかし寝すぎによって起こる頭痛は適切な対処を心がければ、頭痛をやわらげたり消すことができるのです。
今回は寝すぎによって頭痛が起きてしまうメカニズムとその対処法についてご紹介いたします。
1.寝すぎによって頭痛が起きるメカニズムとは?
寝すぎによる頭痛の原因としては「偏頭痛」と「緊張型頭痛」の二種類があります。
前頭葉部の痛みは偏頭痛、後頭部の痛みは緊張性頭痛として区別されます。
それぞれのメカニズムについて見ていきましょう。
偏頭痛
偏頭痛はこめかみの周りの血管が拡張することで起こります。
睡眠中は脳も体も休息状態になりますが、リラックスすることによって脳の血管が広がります。
しかし寝すぎたときには普段以上に脳の血管が広がってしまい、周囲の神経を圧迫することになって頭痛が起きてしまうのです。
この血管が広がることによって起こる頭痛を偏頭痛と呼びます。
偏頭痛は、こめかみのあたりがズキズキと脈打つような痛みを感じるのが特徴です。
刺激が直で大脳に伝わるため、激しい痛みになることがあります。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は偏頭痛とは逆に、血管が圧迫されることで起きます。
寝ている間は肩や首の筋肉はほどんど動かず、肩や首に負荷がかかってしまいます。
首や肩に負荷がかかると、周囲の血管が締め付けられて、頭痛が発生してしまうのです。
この血管が圧迫されることによって起こる頭痛を緊張型頭痛と呼びます。
緊張型頭痛は、後頭部がジンジンするような痛みが多いです。
緊張型頭痛の場合は、寝過ぎることが原因というよりも寝ている姿勢に問題があります。
寝るときは無理な体勢を避け、枕の高さを調節するなどの処置をとりましょう。
2.寝すぎによる頭痛の解消法とは?
寝すぎによる頭痛が偏頭痛か緊張型頭痛かによって対処の仕方が変わってきます。
偏頭痛は血管が拡張することによって起こり、緊張型頭痛は血管が圧迫されることによって起こります。
原因が真逆なので、対処の仕方も真逆です。
偏頭痛の対処法としては血管を収縮させる方向に対処していきますが、緊張型頭痛の場合は血管を拡張させる方向に対処していきます。
ここで注意したいのは、対処の仕方を間違えると今起きている頭痛を悪化してしまうことです。
例として、偏頭痛に緊張型頭痛の対処法をしてしまうと偏頭痛を助長してしまう可能性があります。
偏頭痛か緊張型頭痛かを見極め、適切な対処をしていきましょう。
偏頭痛の解消法
偏頭痛は、こめかみの周辺の血管が拡張していることが原因によって起こるので、冷やしてこめかみの周りの血管を収縮させていきましょう。
タオルや保冷剤を当ててこめかみの周りを徹底的に冷やしてください。
また、コーヒーなどに含まれるカフェインには血管を収縮させる効果があるので、カフェインを含む飲み物を飲むのも効果的です。
緊張型頭痛の解消法
緊張型頭痛の場合は偏頭痛とは逆に温める処置が必要になります。
緊張型頭痛は血管が圧迫されているので、肩や首を温めて収縮している血管を広げていきましょう。
傷む部分をマッサージして和らげるのもありです。
また、蒸しタオルや湯たんぽを使って温めるのも良いですが、入浴やシャワーを浴びるのも良いでしょう。
3.終わりに
今回は寝すぎによって頭痛が起きてしまうメカニズムと、その対処法についてご紹介いたしました。
寝すぎによって起こる頭痛はつらいです。その日鬱になります。
偏頭痛と緊張型頭痛は対処を間違えると痛みを強くしてしまう可能性があります。
適切な対処をして一日を気持ちよく過ごしていきましょう。
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