寝すぎの影響とは?実は脳にダメージを及ぼしていた!?
みなさんは一日何時間くらい寝ているでしょうか。
一週間の疲れがたまっている休日だとついつい寝すぎてしまいますよね。
実は睡眠時間を過剰にとると脳に深刻な悪影響を及ぼすのです。
今回は寝すぎることによる脳への悪影響についてご説明したいと思います。
1.寝すぎると成績が悪くなる?
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの科学者たちは、ある実験を行いました。
その実験の内容とは、35歳から55歳の男女5431人を対象にして、5年間の睡眠時間の変化が認知機能にどう影響するかについて調べるためのものでした。
科学者たちは、被験者の認知機能について調べるために「記憶力」、「推論能力」、「語彙力」、「音素の流暢能力」、「意味論的流暢能力」、「全般的認知状態」の6つの項目に関するテストを行いました。
その結果、5年間で睡眠時間が8時間より多くなった人の7~8パーセントの人がなんと短期の言語記憶力以外のすべての認知テストにおいて点数が低下したのです。
今回実験を行ったジェーン・フェリエ博士はその実験結果から、「私たちの計算によると、これらの睡眠の変化がもたらす認知機能の低下は4歳から7歳の老化に値します」と述べました。
睡眠時間を多くとりすぎると脳を最大で7歳も老化させてしまう可能性があるのです。
2.どれくらいの睡眠時間が適切なの?
先ほどの認知機能を調べるためのテストによると、7時間睡眠を行っていたグループはすべての認知テストにおいて最高点を記録しました。
そして6時間睡眠時間をとっていたグループが、7時間睡眠時間をとっていたグループに次いで2位の成績を収めました。
この実験結果だと睡眠時間は6時間~7時間の方が良いことになりますね。
もっと言うと睡眠時間は7時間にした方が勉強の効率が良くなることになります。
一般的にも睡眠時間は6時間から8時間が適切だと言われていますよね。
ちなみに先の実験によると、睡眠時間が6時間より短かったグループの男性の18パーセント、女性の15パーセントの方が、推論能力、語彙力の点数が下がるという結果になったそうです。
つまり寝すぎても寝なさすぎてもいけないということになります。
3.終わりに
今回は寝すぎることによる脳への悪影響についてご説明いたしました。
睡眠時間が短いと脳に悪影響を与えているのはみなさんも経験から分かってるとおもいますが、睡眠時間が長すぎても脳に悪影響を及ぼしてしまうのですね。
確かに私の経験によると、休日に寝すぎると頭がぼーっとしたり頭痛がしたりして勉強に集中できなくなってしまいます。
休日などに寝すぎることを避け、うまく眠気を調節しながら適切な睡眠時間を心がけましょう。
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