専門性が高いエンベデッドシステムスペシャリスト試験とは?

2019年5月5日

IPAが提供するエンベデッドシステムスペシャリスト試験というのをご存知ですか?

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、システムエンジニアの中で組込みシステム開発基盤の構築、設計・製造を主導的に行う方を対象としています。

今回はこのエンベデッドシステムスペシャリスト試験の概要についてご紹介いたします。



1.エンベデッドシステムスペシャリスト試験とは?

名前からはどんな試験かイメージがわきずらいかもしれません。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、自動車、家電、モバイル機器などに搭載する組込みシステムを、ハードウェアとソフトウェアを適切に組み合わせて構築し、求められる機能・性能・品質・セキュリティなどを実現できる組込みエンジニアを目指す方に最適な資格となっております。

この試験に合格したからといって年収アップが期待できるわけではありませんが、「エンベデッドシステムスペシャリストの資格を持っている方優遇!」などの求人もあるそうです。
さらに高度情報技術者試験に共通することですが合格率も低いため、合格率の低さと資格の概要を見た人事が評価してくれる可能性があります。

そんなエンベデッドシステムスペシャリスト試験ですが、応募者数を見たところIPAの資格の中で一番少ないですね。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験における対象者は以下の通りです。

高度IT人材として確立した専門分野をもち、組込みシステム開発に関係する広い知識や技能を活用し、最適な組込みシステム開発基盤の構築や組込みシステムの設計・構築・製造を主導的に行う者

出典:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/es.html

また、役割と業務につきましては次のようになっています。
組込みシステムに関するハードウェアとソフトウェアの要求仕様に基づき、組込みシステムの開発工程において、開発・実装・テストを実施する業務に従事し、次の役割を主導的に果たすとともに、下位者を指導する。
出典:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/es.html

応用情報技術者を取得してから合格した年度を含む2年以内であれば、エンベデッドシステムスペシャリスト試験の午前Ⅰを免除することができます。
他にも、高度情報技術者試験において実施される午前Iに基準点以上とってから2年以内であれば、エンベデッドシステムスペシャリスト試験の午前Ⅰを免除することができます。
詳しくは下記を参考にしてください。

試験時期
4月第3日曜日

受験料
5,700円(税込み)

試験時間
午前Ⅰ:9:30~10:20 (50分間)
午前Ⅱ:10:50~11:30 (40分間)
午後Ⅰ:12:30~14:00 (90分間)
午後Ⅱ:14:30~16:30 (120分間)

問題形式
午前I
四肢択一式(マークシート使用)で30問出題され全問解答。
満点の60%を基準点とし、基準点以上で午前I試験通過となる。
基準点に達しなかった場合は不合格で、午前II・午後I・午後IIは採点されない。

午前II
四肢択一式(マークシート使用)で25問出題され全問解答。
満点の60%を基準点とし、基準点以上で午前II試験通過となる。
基準点に達しなかった場合は不合格で、午後I・午後IIは採点されない。

午後I
中規模の文章題が3問出題され、問1は必須、問2・問3から1問を選択し計2問解答。
満点の60%を基準点とし、基準点以上で午後I試験通過となる。
基準点に達しなかった場合は不合格で、午後IIは採点されない。

午後II
大規模の事例解析問題が2問出題されいずれか1問を選択し解答。
満点の60%を基準点とし、基準点以上で合格となる。

科目免除
下記の条件を満たせば2年間、午前Iの科目免除が受けられる。
応用情報技術者試験に合格すること。
いずれかの高度情報処理技術者試験に合格すること。
いずれかの高度情報処理技術者試験の午前Iに基準点以上を得ること。

出願時期
[4月第3日曜日]
願書受付開始:1月上旬(試験の3カ月前から)
願書受付終了:2月中旬(試験の2カ月前まで)

2.エンベデッドシステムスペシャリスト試験の難易度は?

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の合格率は16パーセント程度です。

ネットの声を見る限り、合格する為に必要な勉強時間は70~100時間超が一般的なようですね。

ITストラテジスト試験やプロジェクトマネージャー試験のように、実務経験があればちょっと対策するだけで受かる試験ではありません。

実務経験が豊富な方でも、それなりの勉強時間が必要なようです。

3.エンベデッドシステムスペシャリスト試験の勉強方法は?

いろいろ調べてみましたがIPAが提供する資格で一番人気がないせいか、他の資格と比べて情報があまりありませんでした
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の勉強にはこちらの参考書がスタンダードなようです。

しかしこちらで紹介した参考書は2017~2018年度用ですが、過去の年度のレビューを見てみると、あまり評価は高くありませんね。自信をもっておすすめはできないです。

あとはネットの声を見る限りこれらの本を使っている方がいました。


いかんせんこれらの本も情報が少ないせいで自身を持ってこれとは言えないです。
書店に行って自分に合ったものを確認してみてください。

また、高度情報技術者試験の午前試験の対策としては、共通してこちら本が良いとされています。


小さいので気軽に持ち歩ける上にamazonでの評価も高いため、午前試験対策の本としておすすめです。

4.終わりに

今回はエンベデッドシステムスペシャリスト試験の概要についてご紹介いたしました。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は組み込みハードウェア技術者におすすめの試験です。

みなさんも興味があったら受験してみてください。

IPAが提供する情報系の資格はこちらの記事にまとめております。
IPA(情報処理技術者試験)が提供するIT系の資格とは?

ITエンジニアにおすすめの資格はこちらに書きました。
ITエンジニアにおすすめの資格3選

IT業界においての資格の価値についてはこちらの記事にまとめましたのでよろしければぜひご一読ください。
IT業界の資格の位置付けとは?

最後までお読みいただきありがとうございます。
よろしければブログやTwitterでのシェアをお願いいたします。
コメントもお待ちしております。






IT

Posted by ちこ