英検の種類や難易度は?
英語の資格の中でも特に英検は有名ですよね。
学生時代に英検に挑戦した方も多いのではないでしょうか?
英検(実用英語技能検定)の資格は5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級と7つの難易度に分かれています。
英検3級以上の級ではスピーキング能力が問われるスピーキングテストがありますが、英検4級と5級にはスピーキングテストがありません。
しかし合否とは関係なく4級、5級には受験者全員が申し込めるスピーキングテストがあります。
スピーキングテストを申し込む際には受験料がかからないので、今後3級以上の級にステップアップすることを考えているなら今のうちに受験しておくことをおすすめいたします。
受験のおよそ2か月前から書店やコンビニエンススト、インターネットで受験の申し込みをすることができます。
ちなみに日本だけでなくロンドンやハワイなどからでも受験できるようです。
1.英検5級
英検5級の難易度としては中学初級程度(中学1年生程度)を対象としているようです。
小学生でも勉強すれば受かる難易度であるため、教育として小学生の子供に受けさせる親御さんも多いようです。
試験内容としては家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題についての問題が出題されます。
英語の基礎的な問題出題されるので、今後英語を学んでいく上での基礎固めに最適な資格です。
試験日
6月、10月、1月
出願時期
受験のおよそ2か月前
受験料
2500円(税込み)
試験時間
リーディング:25分
リスニング :20分
(スピーキングテスト:3分)
出題数
リーディング:25問
リスニング :25問
(スピーキングテスト:4問)
合格基準
満点の60~65%
2.英検4級
英検4級の試験は英語の勉強を始めたばかりの方でも気軽に受けられる難易度です。
英検4級の難易度としては中学中級程度(中学2年生程度)を対象としているようです。
英検5級と比べて英検4級は出題形式や内容がより実用的となっております。
基礎的な問題の他に、英検4級では身近なトピックを題材とした読解問題が加わります。
5級と同様、こちらも小学生の子供に英語教育の一環として受験させる親が多いようですね。
英検4級の勉強を重ねる中で基礎的な英語力を伸ばしていきましょう。
試験日
6月、10月、1月
出願時期
受験のおよそ2か月前
受験料
2600円(税込み)
試験時間
リーディング:35分
リスニング :30分
(スピーキングテスト:4分)
出題数
リーディング:35問
リスニング :30問
(スピーキングテスト:5問)
合格基準
およそ60%
3.英検3級
英検3級の難易度としては中学卒業程度(中学3年生程度)を対象としています。
中学卒業程度の英語力が必要とされていますが、実際には中学2年生や1年生、小学生でも勉強すれば合格できるそうです。
5級や4級と違い英語での受け答えの能力が問われる面接試験が出てくるのが3級の特徴と言えます。
これまでの級と比べて出題範囲はさらに実用的となっており、海外の文化に絡めた問題が出題されるなど、さらに出題範囲が広がります。
英検3級以上の級ではスピーキング能力が問われる二次試験があります。
二次試験として面接はありますが、筆記試験に比べるとそこまで難易度は高くないようです。
一次試験で6割以上取ることができれば合格圏にかなり近づくと言われています。
試験日
6月、10月、1月
出願時期
受験のおよそ2か月前
受験料
3800円(税込み)
試験時間
リーディング、ライティング:50分
リスニング :25分
英語での面接:5分
出題数
リーディング:30問
ライティング:1問
リスニング :30問
英語での面接:6問+α
合格基準
およそ60%
4.英検準2級
英検準2級の難易度としては高校中級程度を対象としているようです。
「日常生活に必要な平易な英語を理解し、特に口頭で表現できる」レベルを目標としています。
英検準2級はセンター試験の問題形式と共通点が多いです。
よって入試対策として英検2級を受験しておくのも推奨されています。
英検準2級では今までの級で出た問題に加えて、教育や科学などを題材とした長文の穴埋め問題も出題されるようになります。
準2級は3級と同様、一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれています。
試験日
6月、10月、1月
出願時期
受験のおよそ2か月前
受験料
5200円(税込み)
試験時間
リーディング、ライティング:75分
リスニング :25分
英語での面接:6分
出題数
リーディング:37問
ライティング:1問
リスニング :30問
英語での面接:6問+α
合格基準
およそ60%
5.英検2級
英検2級の難易度としては高校卒業程度(高校3年)を対象としています。
英検2級では今までの級で出た問題に加えて、医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されるようになります。
今までは日常的なものについてを題材としていましたが、より専門性の高い問題が出題されるようになります。
なお、英検2級ともくれば履歴書などで評価されるようです。
就職や転職を考えているなら、英語力をアピールするためにもぜひ取得しておきたいですね。
2級は準2級や3級と同様、一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれています。
試験日
6月、10月、1月
出願時期
受験のおよそ2か月前
受験料
5800円(税込み)
試験時間
リーディング、ライティング:85分
リスニング :25分
英語での面接:7分
出題数
リーディング:38問
ライティング:1問
リスニング :30問
英語での面接:5問+α
合格基準
およそ60%
6.英検準1級
英検準1級の難易度としては大学中級程度を対象としているようです。
英検準1級ではリーディングやリスニングの問題だけでなく、エッセイ形式の実践的な英作文の問題も出題されます。
この資格を取得することで、「実際に使える英語力」を証明することができるそうです。
一部の情報によると英検準1級の語彙力は海外大学へ留学可能なレベルだそうですね。
英字新聞も時間をかければ読めちゃいます。
英検準1級は難しい英単語が出題されるうえに、必要となる語彙力も多いです。
しかし、英検準1級においても長文問題が出題されますが長文問題に関してはそこまで難しくはないようです。
具体的には立教や早稲田、同志社あたりの私立大学の受験問題レベルと言われています。
なお、英検2級からは資格取得による社会的な評価が高く、履歴書にも堂々と書けます。
特に英検準1級に合格したのならば、英語が得意であると堂々と明言して良いのではないでしょうか。
準1級においても一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれています。
面接では多少のミスがあったとしても相手に伝えようとする態度があれば合格できるそうなので、失敗を恐れずに自分の意見をどんどん喋っていきましょう。
試験日
6月、10月、1月
出願時期
受験のおよそ2か月前
受験料
6900円(税込み)
試験時間
リーディング、ライティング:90分
リスニング :30分
英語での面接:8分
出題数
リーディング:41問
ライティング:1問
リスニング :29問
英語での面接:5問+α
合格基準
およそ70%
7.英検1級
英検1級の難易度としては大学上級程度を対象としています。
英検1級の二次試験では2分間のスピーチと、その内容についての質問をされるそうです。
よって英語の知識だけでなく、相手に英語で言葉を伝える発信力と対応力も試されます。
なお、英検1級に合格することで世界で活躍できる人材の英語力を証明できます。
履歴書にも堂々と書けちゃいますね。
面接官も驚くこと間違いなしです。
英検1級を取得することで、通訳ガイドの国家試験1次における英語の筆記試験が免除になるそうです。
補足として英検1級では履歴書に書くと大きな効力を発揮するらしいですが、英検1級に合格するためにはかなりの勉強時間が必要となるため、勉強時間に対するリターンがあるかどうかと言われると微妙らしいです。
履歴書で英語力を証明したいなら、TOEICの方がおすすめです。
TOEIC900点よりも英検1級取得の方が難易度は高いですが、一般的に浸透している認識として英検1級よりもTOEIC900点の方が難しいと考えている人が多く、TOEIC900点の方が評価されるそうです。
試験日
6月、10月、1月
出願時期
受験のおよそ2か月前
受験料
8400円(税込み)
試験時間
リーディング、ライティング:100分
リスニング :35分
英語での面接:8分
出題数
リーディング:41問
ライティング:1問
リスニング :27問
英語での面接:1問(スピーチ)
合格基準
およそ70%
8.終わりに
今回は英検の種類についてご紹介いたしました。
やはり語学系の資格は社会的評価が高い。
特に英検はTOEICなどの試験とは違い、スピーキング力がきちんと身についていることの証明にもなります。
英語ができるようになるまでは果てしない勉強が必要ですが、英語力を身に着ければそれなりのリターンがもらえます。
英検を通してグローバル社会に対応できる力をつけてみてはいかがでしょうか。
※ご紹介している参考書、問題集のバージョンは執筆当時のものです。
新しいバージョンの参考書、問題集が発行されていないか今一度Amazon等でご確認ください。
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