情報検定(J検)の情報システム試験プログラミングスキル合格体験記
この前、 情報検定(J検)の情報システム試験の基本スキルとプログラミングスキルをダブル受験し、無事両方とも合格してプログラマ認定を受けることができました。
以前基本スキルについての合格体験記を書かせていただきましたが、ここではプログラミングスキルについてどう勉強したかや、試験本番ではどんな感じだったのかについて書いていこうと思います。
基本スキルについての記事はこちらです。
情報検定(J検)の情報システム試験基本スキル合格体験記
ちなみに私はプログラミングスキルではC言語、表計算、アセンブラのうち表計算の問題を選択いたしました。
Contents
1.情報検定(J検)の情報システム試験プログラミングスキルの簡単な試験概要
PBT方式(ペーパー方式)とPCを使って受験するCBT方式がある。(私が受験したのはCBT方式)
試験時間:90分
問題数:選択問題で大問4題+C言語、表計算、アセンブラの中から1題どれか
合格点:100点中65点
受験料(税込):3000円(個人出願の場合、別途に1科目につき会場施設利用料700円が発生)
基本スキルに加えてプログラミングスキルに合格することで「プログラマ認定」となる。
2.情報検定(J検)の情報システム試験プログラミングスキルで使用した参考書
私は下記の公式テキストを使用しました。
改訂2版 J検情報システム完全対策公式テキスト
基本スキルとプログラミングスキル、システムデザインスキルについて上記1冊のみでまかなえます。
ある程度プログラミングの知識のある方なら、参考書については上記1冊だけで問題ないと思います。
しかし、基本スキル同様、プログラミングの知識のない方は、まず何かしらの言語を学ぶことから始めた方が良いでしょう。
特におすすめなのが選択問題として選択できる分野であるC言語です。
アセンブラも選択できますが、C言語の方が汎用性が高いため、C言語がおすすめです。
プログラミングの基礎がある方は上記1冊のみで十分合格できる力が身につき、プログラミングの基礎がない方はまず何かしらのプログラミング言語を学んで、上記に取り組むと良いでしょう。
上記の本では主に基本スキル、プログラミングスキル、システムデザインスキルで分野が大きく分かれて記載されておりますが、プログラミングスキルの受験においては基本スキル、プログラミングスキルの分野の2つのみ勉強すれば良いと思います。(逆に、プログラミングスキルのみ受験する方でも基本スキルの分野は一応やっておいた方が良いかもしれません)
上記の本は結構重要な問題が抽出されていたり、難易度が高い問題が用意されているので、参考書については上記1冊のみで十分本番の試験に備えられるでしょう。
教材は上記のみで良いと思いますが、念の為公式サイトで公開されている過去問に取り組んでおくことをおすすめいたします。
https://jken.sgec.or.jp/docs/past_test.html
ただし、過去問の通しでの練習は1回か2回で十分なように思えます。
なぜなら毎回の試験で似たような問題が出題される上に、基本的なことさえ分かっていればどんな問題が出てもある程度点数が取れるからです。
実際の試験では過去問の問題とまったく同じ問題が出題されていたりすることがあるため、過去問を多くやっておくことに越したことはないですが、モチベーションの維持が大変なので、1回か2回やっておけば問題ないと考えております。
3.情報検定(J検)の情報システム試験プログラミングスキルの所感
プログラミングスキルでは共通の問題の他に、C言語、表計算、アセンブラの中から選ぶ選択問題がありますが、私の場合は表計算の分野を選択しました。
なぜならC言語は大学時代に学んだことがあるのですが、ポインタなどの概念はうっすら覚えているものの、細かい記述の方法については忘れている部分が多かったからです。
表計算なら、プログラミング独特の記法などの学び直しがなく、設問に書いてある内容だけで解けます。
私は実務でPythonなどを使っていますが、プログラミングの基礎があってもC言語を学ばれたことがない方、C言語を過去に一度学んだけどうろ覚えの方は、表計算の方が取り組みやすいと思います。
表計算の関数は設問に書いてあるため、どんな関数があるか、問題に書いてある関数はどんな意味なのかを見比べながら問題を解くことが可能です。
試験時間としては90分与えられていますが、表計算で個人的に難しい問題が出て時間が溶けましたが、それでも見直しを含めて30分程度余りました。
ある程度プログラミングの知識のある方なら、教材に一度取り組んでいれば時間に追われるということは少ないように思えます。
しかし実際の試験で時間をあまり気にしなくても良い可能性があるのは、十分、先ほどご紹介した「改訂2版 J検情報システム完全対策公式テキスト」や過去問に取り組んだ場合です。
一度やった問題だからこそ、傾向がつかめているため初見よりも少ない時間で解くことができたのだと思います。
エンジニアとしての経験をすでにある程度積んでいたり、プログラミングの知識が既にある方でも、慢心せずに問題練習を積んでおいた方が良いでしょう。
既に知識のある方なら問題練習で時間はかかるものの正解を導き出せるかもしれませんが、5題もあると苦手分野が出題されたり、あまり見かけないアルゴリズムの問題が出題されたり、問題の内容が読み取りにくい問題が出題されたりすることがあるので、公式テキストや過去問にある程度取り組むことをおすすめいたします。
私の場合は試験本番の結果は100点満点中97点で、比較的少ない時間で余裕を持って合格することができたかもしれませんが、プログラミング初心者の場合はかなり勉強に時間がかかると思いますので、しっかり勉強期間を取った方が良いでしょう。
繰り返しになりますが、プログラミング初心者の方は特におすすめなのはC言語ですが、まず何かしらの言語を学ぶことから始めることをおすすめいたします。
4.情報検定(J検)の情報システム試験プログラミングスキルの総評
今回は情報検定(J検)の情報システム試験のプログラミングスキルの合格体験記について書かせていただきました。
勉強期間:1ヶ月くらい
勉強時間:25時間程度
得点率:100点満点中97点
私が今までに取得した資格の一覧はこちらになります。
取得済資格一覧
私がおすすめする勉強法はこちらでご紹介してます。
おすすめ勉強法ベスト3
情報検定(J検)の情報システム試験プログラミングスキルについて、私のYouTubeチャンネルで勉強法や対策についてご紹介しているのでよろしければご覧になってみてください。
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