福本 伸行著「アカギ―闇に降り立った天才」レビュー★★★☆☆
今回は福本 伸行著の「アカギ―闇に降り立った天才」を読んだ感想についてご紹介いたします。
1.所感
この本のレビューをするのもアレですが、念のためレビューを書いておきましょう。
文章力の養成にもなりますしね。
自分の中で最終回まで読んだという証拠になります。
漫画ではあまりありませんが、たまに最終回まで読んだかどうか忘れることがありますから。
さて、この「アカギ―闇に降り立った天才」ですが、かなり相手を選ぶ作品です。
アカギに限らず、福本 伸行さんの作品は好き嫌いが激しそうですね。
ただし、女性はともかく男性でこの作品が好きな人が多いのではないでしょうか。
少なくとも私の周りの男の友達でアカギがそこまで好きじゃないという方を聞いたことがありません。
アカギは麻雀の漫画ですが、作品を読み始めた本当に当初の頃は麻雀をよく知りませんでした。
しかしながら、麻雀をよく知らない当時の私でさえアカギを楽しめました。
麻雀をよく知らなくても楽しめるのがこのアカギです。
むしろこのアカギは麻雀について知るきっかけとなるかもしれませんね。
あえて言うのは恥ずかしいですが、アカギには名言が多いです。
「倍プッシュだ」なんかそうですね。
名言がある漫画は人気が高かったりしますね。
話のテンポですが、アカギの最初の頃は特に進みが気にならなかったものの、後半になるにつれて勝負が間延びしていきます。
鷲巣との勝負なんかはそうですね。
もはやネタになるくらいです。
ツモを一回するだけでかなりの話数を費やしていましたからね。
しかしながら、話のテンポはやや気になるものの、単行本で読む分では一気に読むことができるのでおすすめです。
アカギは文字の量が少ないのでサクサク読めます。
単行本で読む分ではおもしろいのではないでしょうか。
週刊とか月刊で読む分には微妙だと思いますが。
2.終わりに
今回は福本 伸行著の「アカギ―闇に降り立った天才」を読んだ感想についてご紹介いたしました。
ここから先ほんのちょっとだけネタバレを含みます。
大体の漫画において、主人公が勝つのはお約束なことが多いですが、私の場合はアカギより先に「天 天和通りの快男児」を読みきってしまいました。
「天 天和通りの快男児」ではアカギが歳を重ねた後の姿が出てきます。
そこには、「アカギは生涯麻雀で負けたことがない」みたいな描写が出てきました。
よって、このアカギを読んでいるときも、どうせアカギは負けないんだろうなというような冷めた思いで読んでしまいました。
ちょっともったいなかったです。
アカギの未来について読みたくなければ、先に天を読まないことをおすすめします。
アカギを読んでから天を読みましょう。
おすすめ度
★★★☆☆
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