齋藤 孝著「大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる」感想★☆☆☆☆
今回は齋藤 孝著の「大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる」を読んだ感想についてご紹介いたします。
1.所感
私はビジネスにおいて敬語に関する能力が未熟です。
一時期メールで敬語ができなすぎて友達に注意されたことがあります。
それ以来ネットなどを使ってかなり勉強しました。
相手を不快にさせないためにも、正しい敬語を身に着けておくことが必要です。
フリーランスになる前はただのしがないエンジニアとして働いているので、メールをする機会がそれほどなく、敬語に関する正しい知識が身についていませんでした。
しかし、フリーランスとして活動を始めてからというもの、メールをする機会が格段に増えました。
相手を不快にしながら自分本位の文章を続けていると、次第に孤立して案件がもらえなくなってしまいます。
フリーランスとしてこれでは致命的です。
フリーランスとして生き残るためにも、正しい敬語を身に着けていかなければなりません。
さて、この本ですが、確かに敬語について色々な言い換えについて丁寧に教えてくれます。
ただし、辞書のように淡々と見出しと用語の解説が交互に説明されていて、読んでいて飽きやすい内容となっています。
私は活字中毒であるので比較的無理なく読むことができましたが、活字に慣れていない方にとっては非常に読み進めるのが困難なのではないでしょうか。
それに紹介されている語彙について、疑問に残ることがあります。
たとえば「ご笑納ください」という言葉。
これは目上の人やビジネスで相手に贈り物をする際に使われる言葉で、「自分からのつまらない贈り物ですが、笑って納めてやってください」という意味で使われます。
しかしこの本では「ご笑納ください」の意味は説明されているものの、「目上の人に対して使われる言葉でなく、親しい間柄でなければ使うべきではない」という説明が抜けています。
「大人の語彙力ノート」という題名を冠している以上、これは致命的なミスと言えるのではないでしょうか。
そのうえ、「狐の嫁入り」なんて言葉も説明されています。
「狐の嫁入り」なんて久しぶりに目にしました。純文学でしか見たことがありません。
どのような基準で語彙を選んでいるんでしょうか。
ネタで載せたんですかね。
2.終わりに
今回は齋藤 孝著の「大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる」を読んだ感想についてお伝えいたしました。
ちなみに私がどれくらい活字中毒かと言うと、時間さえあれば辞書を1ページ目から順々に読むことができるくらいです。
仕事で暇な時間に、無味乾燥な文章が続くマニュアルを片っ端から読み漁っているのですが、それを見た上司に「お前よくそんなもの片っ端から読めるな」なんてキモがられました。
まぁ活字中毒は悪いものではないと信じています。
おすすめ度
★☆☆☆☆
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