脳の働きに欠かせないブドウ糖の効果とは?二日酔いにも効果あり!

2019年1月26日

ブドウ糖は脳を働かせるために欠かせない物質です。

脳は体の臓器の中で一番の食いしん坊(エネルギーを最も消費する臓器)と言われていますが、その脳のエネルギー源となるのは実はブドウ糖だけなんです。

今回はそんなブドウ糖の概要と効果についてご紹介いたします。



1.ブドウ糖とは?

ブドウ糖とは自然界にもっとも多く存在する単糖類の一つで、動物や植物の生命維持に欠かせないエネルギー源のことです。

ぶどうを使って糖の研究をしていた科学者が、初めて糖を取り出すことに成功したので、「ブドウ糖」という名前がつけられたそうです。
その名の通り、果物のブドウに多く含まれています。

他にも米やパン、イモ類などの炭水化物にブドウ糖が多く含まれています。

人は何もしなくても1日で約260gのぶどう糖を消費しており、脳だけでも120gのぶどう糖を消費すると言われています。

1時間に換算すると、脳だけでなんと5gも消費している計算です。

2.ブドウ糖の効果とは?

ブドウ糖の効果は5つあります。
一つ一つ見ていきましょう。

集中力の上昇

人間の脳は、酸素を使ってブドウ糖を二酸化炭素と水に分解することで、エネルギーを得ます。

冒頭で説明した通り、脳はどの臓器よりも多くのエネルギーを消費するにもかかわらず、そのエネルギー源となるのはブドウ糖だけです。

脳は常に血液からブドウ糖を補給していますが、疲れたときに甘いものを食べたくなるのはブドウ糖が不足しているせいなんです。
ちなみに血液中に存在するブドウ糖を血糖、その値のことを血糖値と呼びます。

ブドウ糖が足りず低血糖状態に陥ると、思考力の低下や頭痛、脱力感、異常な空腹感、イライラなどといった症状が出てきます。

エネルギーが完全に途絶えると、なんとものの3分で神経細胞が死んでしまうのです。

脳を正常に働かせるために、ブドウ糖の存在は欠かせないのですね。

熱中症対策

熱中症対策には、よく塩分を摂れと言われていますが、実はブドウ糖と塩分が同時に腸管内に存在することでより吸収がスムーズになるのです。

そのため、塩分と一緒にブドウ糖をとるとより効果的に熱中症対策ができます。

スポーツ時の栄養補給

ブドウ糖は、小腸から吸収され、肝臓や血液に入り、素早くエネルギーに変わります。

よってブドウ糖はすぐにエネルギーに変わるため、スポーツ時のパフォーマンスの維持に役立ちます。

特にサイクリングなどエネルギー消費の多いスポーツの場合には積極的にブドウ糖を摂っていきたいですね。

ダイエット

ブドウ糖は甘いものに多く含まれているため、ものすごく高カロリーであるという考える方もいるかもしれません。

カロリーはないわけではありませんが、ショ糖や果糖に比べてブドウ糖のカロリーは低めとなっております。

人は血糖値が下がると空腹感を感じますが、高カロリーの食材を食べずにブドウ糖を摂取して血糖値を上げることにより、空腹感を回避できるのです。

二日酔いの予防

アルコールをアセトアルデヒドに分解するとき、大量のブドウ糖が必要となります。

もしブドウ糖が不足するとアルコールを分解しきれず、二日酔いの原因となってしまいます。

お酒の後に炭水化物であるラーメンが食べたくなるのも、実は体がブドウ糖を欲しがっているからなのです。

3.終わりに

今回はブドウ糖の概要とその効果についてご紹介いたしました。

ブドウ糖は脳の活動に欠かせない栄養素です。

米やパン、麺類にブドウ糖が含まれており、普通に生活する分にはブドウ糖が不足することはないかと思いますが、ブドウ糖がないと勉強の効率が著しく低下することになります。

食生活に気を付け、勉強を積み重ねていきましょう。

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Posted by ちこ