ITproサイトのプロジェクト・マネージャの「やってはいけない」の記事を読んだ感想
来年度の春にIPAが提供するプロジェクトマネージャーの資格を受けようかと考えております。
しかし参考書をざっと斜め読みで読み進めたのですが、正直業務経験が少ないせいか、いまいちピンとこなかったりなにを言っているのか分からなかったりする記述が多かったです。
このままでは間違えなく不合格となるため、ネットを使ってプロジェクトマネージャーの役割や業務について調べてみることにしました。
プロジェクトマネージャーについて調べる中で、このITproというサイトの”プロジェクト・マネージャの「やってはいけない」”というカテゴリを見つけました。
資格の参考書を読んだところ、私の理解ではプロジェクトマネージャー試験の論述試験においては「自分がPMとしてプロジェクトが立ち上がる→問題が起きる→こういうことをして解決!」という流れで記述する必要があると考えています。
動機としてはこの”プロジェクト・マネージャの「やってはいけない」”に書いてある記事のエピソードを、何回かマジカルバナナしてそれっぽく仕上げればそのまま論述試験に使えるんじゃないかという浅はかな思いから読み進め始めました。
しかし読み進める中で、このサイトにある記事はものすごく質が高く、プロジェクトマネージャーだけでなく一般的なエンジニアにとってもとても有益であることに気づきました。
よってこちらの記事でご紹介したいと思います。
そのサイトの記事はこちらでご覧になれます。
プロジェクト・マネージャの「やってはいけない」—目次
なお、途中の記事までは何の登録もしなくても読み進めることができますが、途中から記事をもっと見るためには日経の会員登録が必要です。(無料でできます)
私は日経の記事を読んでいる意識高い系を装う自分が嫌いだったので、こういった真面目系の記事を読むためにわざわざ会員登録するのはめんどくさいと感じていました。
しかし背に腹は代えられません。
途中まで読んでいく中で「おもしろな、もっと読みたいな」と感じてしまったので思わず登録してしまいました。
日経新聞や日経が提供する記事は、世の中の仕組みが分かってきたころに面白く感じるのですね。
今日から私も日経ユーザーです。
これから日経ユーザーというステータスを振りかざしていこうと思います。
思えば、私は学生時代にコンビニのバイトをしていたときに、男からも女からもモテそうな管理職っぽい雰囲気の年配の方が毎朝日経新聞を買っていました。
やはり社会的地位を持っている方は日経新聞を読んでいるのでしょうか。
私もそんなダンディな歳の取り方をしたいものです。
1.所感
このサイトの記事は買う数のエピソードを交えて、それぞれのプロジェクトの問題に至った背景とそれを避けるためにどのような方策や心構えが必要かについて述べられています。
とにかく、著者がものすごく頭がいいのが分かります。
エピソードの説明の仕方が非常に分かりやすく、加えてめちゃくちゃな専門知識とかなりの実務経験を持っていることがうかがえます。
私もこんなふうになりたいですね。
IT系では人月単位で見積もることが多いですが、人月という単位は非常に抽象的な概念です。
プログラミングの計算のように単純な掛け算で生産性を割り出せるものではなく、実際に成果物を作るのは人間ですから、どうしても個々の技術や体調、モチベーションに左右されてしまいます。
それらを含めうまくマネジメントするのがプロジェクトマネージャーの大切な仕事なのですね。
非常に勉強になりました。
PMの方はもちろん、それらに関わるステークホルダーの方々やエンジニアにもぜひおすすめしたいです。
2.プロジェクトマネージャーとして成功する秘訣は?
結局のところ、どの仕事に関しても言えることですが、プロジェクトマネージャーという立場として仕事を全うする秘訣は”人間力”だというのが今の私の結論です。
人間として魅力的であれば、周りの方々も「この人についていきたい」とか「この人の言うことなら聞ける」などと感じ、安定してプロジェクトを成功に導くことができるのではないでしょうか。
やや広義的にぼかしますが、それでももう少し具体的に言うと、主に「コミュニケーション能力」と「専門知識」が重要であると考えています。
まぁ少し考えればわかることですし、どこでも言われていることでもありますから当たり前田のクラッカーですよね。
「コミュニケーション能力」と「専門知識」、そのどちらかでも欠けるとプロジェクトが成功しないのではないかと考えています。
プロジェクトを成功に導くのは、バブル世代を引きずり、技術者よりも管理職の方が絶対的に偉いんだという考えを崩さず、エンジニアに理想論という無理難題を押し付ける別業界の管理職上がりのおっさんではありません。
プロジェクトを成功に導くのは、社会人になると同時に学生時代のカースト上位の圧力から解き放たれ、そこそこ勉強だけしていたおかげでそれなりの地位になって思わず調子に乗った、コミュニケーションをはき違えた輩でもないのです。
コミュニケーション能力と専門知識を両方兼ねそろえた者こそがプロジェクトマネージャーとして優秀である、または優秀であってほしいと私は思っております。
3.終わりに
今回はPMの勉強に有益な記事についてご紹介いたしました。
私はまだ下っ端なのでPMをする機会はなかなかないですが、近い将来PMの業務をやってみたいですね。
まぁ私は組織に属したりみんなと足並みを合わせることが苦手なので適正はないかもしれませんけど。
IT系に身を投じた以上、IT系のスペシャリストとして一定の技術や経験を深めていきたいと考えております。
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