日商簿記試験の種類や難易度は?

2019年6月25日

日商簿記試験は世間一般で名が通じた資格ですよね。

日商簿記試験は初級、3級、2級、1級と4つの難易度があります。
日商簿記試験は将来公認会計士や税理士を目指す方にとって、必ず勉強しなければならない資格です。
それとは別に簿記自体が全ての企業の活動の根幹を成しているため、一般企業でも簿記の資格を持っている方が重宝されてきています。

今回はそんな日商簿記試験の種類についてご説明いたします。

ちなみに簿記試験は飛び級での受験が許されているため、初級を受けずにいきなり3級や2級、1級を受験することができます。



1.日商簿記試験初級

日商簿記試験初級

日商簿記試験初級に合格することで、業種や職種に関わらず企業人全てに必要とされる簿記の基本原理および企業の日常業務における実践的な簿記の知識を習得したことを証明できます。

日商簿記試験初級は2017年に4級に代わって新設された資格です。

初級は他の級とは異なり、ネットでの受験となります。
しかしながらネットを通しての受験と言っても自宅での受験はできず、専門の会場での受験しかできません。

初級の特徴としては、会場が空いてさえいれば毎日受験する機会があることです。
3級、2級、1級は2月、6月、11月の日曜日にしか受験することができませんでしたが、初級に関しては日時的な制限はありません。

新たに4級を廃止して初級を設けた理由としては、受験者の増加と若い世代の受験の奨励を目的としているようです。

試験日
毎日(ただし、試験会場それぞれによって開催日が異なる)

出願時期
会場によりけり

受験料
2160円(税込み)

試験時間
40分

満点
100点

合格基準
70点以上

合格発表日
その場ですぐ

2.日商簿記試験3級

日商簿記試験3級

日商簿記試験3級に合格することで、経理関連書類の読み取りができ、取引先企業の経営状況を数字から理解できることを証明できます。

簿記試験は社会的にポピュラーかつ評価の高い資格です。
意外に思われるかもしれませんが、私が従事するIT業界においても簿記の資格は重宝されています。

どこの会社でも、経理の際にお金が絡みます。
当然営利、非営利問わずどこの会社でもお金が関係するので、目的の簿記で学んだ知識はどの会社でも役立つのです。
IT系においても経理はもちろん、金融関係のシステムを作るときにも知識が役立ちます。

さらに将来独立を考えていたり投資に興味があったりする方にもおすすめしたい資格です。
今の時代会社からの稼ぎだけでなくサイドビジネスや投資に手を出している方も多いです。

社会とお金は切っても切り離せない関係です。
お金をより多く稼いで正しく使うことができればより人生を豊かにすることができるのは間違いありません。

試験日
2月、6月、11月

出願時期
受験の約2か月前~受験の約1か月前

受験料
2800円(税込み)

試験時間
120分

満点
100点

合格基準
70点以上

合格発表日
各検定日の約二週間後

3.日商簿記試験2級

日商簿記試験2級

日商簿記試験2級に合格することで、高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できることを証明できます。

簿記2級の出題範囲は日商簿記と工業簿記に分かれています。

特に日商簿記試験2級は履歴書に記載されているとかなり評価につながる資格です。
求人でたとえ実務経験が求められていたとしても、この簿記2級を取得していれば一定以上の能力があるとみなされ、内定をもらえる可能性すらあります。

2級に合格するためには知識も大切ですが、何よりも問題数をこなすことが大切です。
電卓を叩き続けて合格に向けてひたすら問題を解いていきましょう。

電卓のチョイスも大事です。
良い電卓を使うことで操作性の向上や時間の退縮になるため、試験を有利に進めることができます。

試験は限られた時間の中で正解を導き出す競技です。
少しでも有利な状況を作り出し、試験中全力を尽くせるようにしたいですね。

試験日
2月、6月、11月

出願時期
受験の約2か月前~受験の約1か月前

受験料
4630円(税込み)

試験時間
120分

満点
100点

合格基準
70点以上

合格発表日
各検定日の約二週間後

4.日商簿記試験1級

日商簿記試験1級

日商簿記試験1級に合格することで、極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析ができることを証明できます。

簿記1級は商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の4つの科目に分かれています。
合格するためには科目を4つも勉強しなければいけませんが、さらに簿記1級には足きりが存在します。
簿記1級の合格基準としは70%以上の得点率が必要ですが、それぞれの科目で40%以上の得点率がなくてはなりません。
たとえ他の三科目で満点をとったとしても、一科目で得点率が40%を切っていたらその時点で不合格なのです。
そのため、まんべんのない勉強が必要となります。

1級に合格するためには知識も大切ですが、何よりも問題数をこなすことが大切です。
電卓を叩き続けて合格に向けてひたすら問題を解いていきましょう。

一朝一夕で知識を詰め込んだだけでは合格できません。
既に2級に合格した方でも1級は合格するまでに半年の勉強期間が必要と言われています。
よって1級に挑戦したい方はかなりの長期戦を覚悟した方が良いでしょう。

補足ですが、簿記3級、2級は試験日が一年に2月、6月、11月と3回チャンスがありましたが、簿記1級は試験日が一年に6月、11月しかなく、チャンスが2回しかありません。

他にもあまり知られていませんが、簿記試験は併願が可能です。
1級、3級は午前中から試験が始まりますが、2級は午後から試験が始まります。
1級と2級、または2級と3級の組み合わせで資格試験としては珍しく併願が可能なのです。

試験日
6月、11月

出願時期
受験の約2か月前~受験の約1か月前

受験料
7710円(税込み)

試験時間
180分

満点
100点

合格基準
70点以上
かつ 1教科の得点が40%以上

合格発表日
各検定日の約二週間後

5.終わりに

今回は日商簿記試験の種類についてご説明いたしました。

簿記の勉強をしておくことで今後の人生に役に立つことになります。
簿記で学んだことは会社から独立して個人事業主になったときでも役立ちますね。
就職や転職でも大きく有利になる他、会計士や税理士の勉強の足がかりにもなります。

みなさんも簿記を学んでお金に関する知識を増やしていきましょう。

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事務職の方におすすめの資格3選

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会計

Posted by ちこ