漢検(日本漢字能力検定)の種類や難易度は?

2019年6月25日

漢検(日本漢字能力検定)とは、その名の通り漢字に関する能力が問われる試験です。
漢字を「読む」「書く」能力はもちろんのこと、漢字の意味を理解し、文章の中で適切に使える能力も測られます。

漢字は年齢に関係なく学べるため、3歳から102歳という幅広い年齢層の方が漢検を受験しているそうです。

漢検は10級~3級、準2級、2級、準1級、1級の12段階の難易度があります。
難易度が低い級では小学生を対象としていますが、準1級、1級までくると大学・一般程度の漢字に関する知識が必要です。

今回は漢検の種類とそれぞれの級の特徴についてお伝えしていきます。



1.漢検10級

漢検10級

漢検10級は小学校1年生修了程度を対象としています。対象となる漢字の数は80字です。

漢検10級では、漢字の読み、漢字の書き取り、筆順や画数に関する問題が出題されます。
また、漢検10級に合格することで、小学校第1学年の学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるということを証明できます。

漢字の読み書きの能力が問われるだけなく、筆順や総画数の能力が問われるのも漢検の特徴です。
筆順や総画数となると大人でも怪しいですね。私も間違えなく正しい筆順で普段書けているかと問われれば自信はまったくありません。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
1500円(税込み)

試験時間
40分

満点
150点

合格基準
80%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

2.漢検9級

漢検9級

漢検9級は小学校2年生修了程度を対象としています。対象となる漢字の数は240字です。

漢検9級では、漢字の読み、漢字の書き取り、筆順や画数に関する問題が出題されます。
また、漢検9級に合格することで、小学校第2学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるということを証明できます。

9級からやや複雑な漢字が現れます。
漢字練習を重ね、漢字の簡単な部分を間違えたりといったケアレスミスをしないようにしましょう。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
1500円(税込み)

試験時間
40分

満点
150点

合格基準
80%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

3.漢検8級

漢検8級

漢検8級は小学校3年生修了程度を対象としています。対象となる漢字の数は440字です。

漢検8級では、「漢字の読み」「漢字の書き取り」「部首・部首名」「筆順や画数」「送り仮名」「対義語」「同じ漢字の読み」に関する問題が出題されます。
また、漢検8級に合格することで、小学校第3学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるということを証明できます。

8級からは部首や部首名に関する問題も現れます。
部首名なんて忘れてますよね。私も「くさかんむり」くらいしか覚えていません。

また、8級からは同じ漢字の読みについての問題も出題されます。
当時は音読みと訓読みの違いの理解に手こずった記憶があります。
しっかり勉強して漢字の読み方を間違えないようにしましょう。
もし政治家になって国会討論で漢字の読みを間違えていたら大変です。
全国放送で晒されることでしょう。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
1500円(税込み)

試験時間
40分

満点
150点

合格基準
80%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

4.漢検7級

漢検7級

漢検7級は小学校4年生修了程度を対象としています。対象となる漢字の数は640字です。

漢検7級では、「漢字の読み」「漢字の書き取り」「部首・部首名」「筆順や画数」「送り仮名」「対義語」「同音異字」「三字熟語」に関する問題が出題されます。
また、漢検7級に合格することで、小学校第4学年までの学習漢字を理解し、文や文章の中で使えるということを証明できます。

7級では音読みか訓読みかを問われたりなど、いろいろなパターンで漢字に対する知識を問われます。
漢字に対する知識を深め、どんな問題が出ても対応できる知識を身に着けておきましょう。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
2000円(税込み)

試験時間
60分

満点
200点

合格基準
70%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

5.漢検6級

漢検6級

漢検6級は小学校5年生修了程度を対象としています。対象となる漢字の数は825字です。

漢検6級では、「漢字の読み」「漢字の書き取り」「部首・部首名」「筆順や画数」「送り仮名」「対義語・同義語」「同音・同訓異字」「三字熟語」「熟語の構成」に関する問題が出題されます。
また、漢検6級に合格することで、小学校第5学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割を知り、正しく使えるということを証明できます。

漢検という名前の試験なだけに漢字に関する知識が問われますが、単純に漢字の読み書きの力が試されるだけではありません。
部首や音読み・訓読みに関する能力も問われます。

特に小学生のうちは音読み訓読みに苦手意識を持っている方が多いのではないでしょうか?
音読み訓読みのパターンを覚えるために、分かりやすい漢字の例に関連付けて覚えると楽かと思います。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
2000円(税込み)

試験時間
60分

満点
200点

合格基準
70%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

6.漢検5級

漢検5級

漢検5級は小学校5年生修了程度を対象としています。対象となる漢字の数は1006字です。

漢検5級では、「漢字の読み」「漢字の書き取り」「部首・部首名」「筆順や画数」「送り仮名」「対義語・同義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」「熟語の構成」に関する問題が出題されます。
また、漢検5級に合格することで、小学校第6学年までの学習漢字を理解し、文章の中で漢字が果たしている役割に対する知識を身に付け、漢字を文章の中で適切に使えるということを証明できます。

5級で対象となる漢字数が1000字を超えます。
この辺から漢字ができる人とできない人に二極化されていくのではないでしょうか。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
2000円(税込み)

試験時間
60分

満点
200点

合格基準
70%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

7.漢検4級

漢検4級

漢検4級は中学校在学程度を対象としています。対象となる漢字の数は1322字です。

漢検4級では、「漢字の読み」「漢字の書き取り」「部首・部首名」「送り仮名」「対義語・同義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」「熟語の構成」に関する問題が出題されます。
また、漢検4級に合格することで、常用漢字のうち約1300字を理解し、文章の中で適切に使えることを証明できます。

この辺で日常的に頻繁に使う漢字はマスターしたことになるのではないでしょうか。
試験では四字熟語に関する問題も出題されます。
四字熟語は日常で見かける機会は少ないですが、教養として簡単な四字熟語くらいは知っておきたいところです。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
2500円(税込み)

試験時間
60分

満点
200点

合格基準
70%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

8.漢検3級

漢検3級

漢検3級は中学校卒業程度を対象としています。対象となる漢字の数は1607字です。

漢検3級では、「漢字の読み」「漢字の書き取り」「部首・部首名」「送り仮名」「対義語・同義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」「熟語の構成」に関する問題が出題されます。
また、漢検3級に合格することで、常用漢字のうち約1600字を理解し、文章の中で適切に使えることを証明できます。

漢字を覚える量が増えるごとに同じ読みの漢字や形が紛らわしい漢字がどんどん現れます。
それぞれの特徴やどの文脈で使うかをしっかり理解していきたいところですね。

漢字そのものの勉強も良いですが、読書もおすすめです。
読書を重ねる中で楽しく漢字を覚えることができます。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
2500円(税込み)

試験時間
60分

満点
200点

合格基準
70%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

9.漢検準2級

漢検準2級

漢検準2級は高校在学程度を対象としています。対象となる漢字の数は1940字です。

漢検準2級では、「漢字の読み」「漢字の書き取り」「部首・部首名」「送り仮名」「対義語・同義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」「熟語の構成」に関する問題が出題されます。
また、漢検準2級に合格することで、常用漢字のうち1940字を理解し、文章の中で適切に使えることを証明できます。

漢検準2級でも例外なく部首に関する問題が出題されます。
過去問を見てみましたが全然わからないですね。レベルが違います。
部首なんて覚えて何になるんでしょうか。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
2500円(税込み)

試験時間
60分

満点
200点

合格基準
70%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

10.漢検2級

漢検2級

漢検2級は高校卒業・大学・一般程度を対象としています。対象となる漢字の数は2136字です。
この時点で常用漢字がすべて読み書き活用できるレベルになるそうです。

漢検2級では、「漢字の読み」「漢字の書き取り」「部首・部首名」「送り仮名」「対義語・同義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」「熟語の構成」に関する問題が出題されます。
また、漢検2級に合格することで、すべての常用漢字を理解し、文章の中で適切に使えることを証明できます。

漢検2級で常用漢字をようやくすべて身につけたことになりますが、過去問を見てみると「こんなの普段使わねーだろ!」という漢字が盛りだくさんです。
みなさんも過去問を見てみてください。今まで見たこともない漢字や熟語が目に入るはずです。

級によってだんだん受験料が増えていきますが、2級では受験料が3500円にもなります。
きちんと対策を行い合格できる力をつけ、一発で合格していきたいところです。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
3500円(税込み)

試験時間
60分

満点
200点

合格基準
80%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

11.漢検準1級

漢検準1級

漢検準1級は大学・一般程度を対象としています。対象となる漢字の数は約3000字です。
この時点で常用漢字がすべて読み書き活用できるレベルになるそうです。

漢検準1級では、「漢字の読み」「漢字の書き取り」「故事や諺」「対義語・同義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」に関する問題が出題されます。
また、漢検準1級に合格することで、常用漢字を含めて、約3000字の漢字(JIS第一水準を目安とする)の音・訓を理解し、文章の中で適切に使えることを証明できます。

準1級の過去問を見てみましたが、良く分からない漢字だらけで笑えるくらいです。
日常にお目にかかる機会はなく、純文学でたまに見かける程度の漢字しか出てきません。
相当な読書家でも勉強せずに合格までたどり着くのは難しいのではないでしょうか。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
4500円(税込み)

試験時間
60分

満点
200点

合格基準
80%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

12.漢検1級

漢検1級

漢検1級は大学・一般程度を対象としています。対象となる漢字の数は約6000字です。

漢検1級では、「漢字の読み」「漢字の書き取り」「故事や諺」「対義語・同義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」に関する問題が出題されます。
また、漢検1級に合格することで、常用漢字を含めて、約6000字の漢字(JIS第一・第二水準を目安とする)の音・訓を理解し、文章の中で適切に使えることを証明できます。

漢検1級の対象となる漢字数は約6000字です。
準1級の対象となる漢字数は約3000字ですから、漢字数は準1級の2倍となります。
準1級と比べて難易度が跳ね上がってことが分かりますね。

一度過去問を見てみるとわかりますが、見たことがない漢字だらけです。
もはや中国語と遜色ありません。
おそらく暗記しても暗記しても見たことがない漢字があまり減らないので嫌になると思いますが頑張りましょう。

試験日
2月、6月、10月

出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前

受験料
5000円(税込み)

試験時間
60分

満点
200点

合格基準
80%程度

合格発表日
各検定日の約1カ月後

13.終わりに

今回は漢検の種類とそれぞれの級の特徴についてご紹介いたしました。

漢字はもはや一般常識です。
大人になってから簡単な漢字を間違えてしまっては恥ずかしいですよね。

逆に難しい漢字を書けたり読めたりする人はかっこいいのではないでしょうか。
「薔薇」という漢字をさらっと書けたりするとかっこいいですよね。

みなさんもこの漢検を機に漢字をしっかりと改めて学習しなおしたり難しい漢字に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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Posted by ちこ