世界遺産検定の種類や難易度は?
世界遺産検定を知っているでしょうか。
一部の芸能人が世界遺産検定を取得していたりするので既にご存知の方もいるかもしれません。
世界遺産検定はその名の通り世界遺産についての問題が出題され、世界遺産についての知識や世界遺産を通した国際的な教養が試される試験です。
世界遺産検定の難易度は全部で4級、3級、2級、1級、マイスターの5種類あります。
今回はそんな世界遺産検定の種類や難易度についてご紹介いたします。
世界遺産検定4級〜1級はマークシート形式で問題が出題されますが、マイスターのみ論述形式で問題が出題されます。
世界遺産検定4級
世界遺産検定4級は世界遺産の見方を知り、日本を中心とする世界の有名な遺産を通して世界の広さを学ぶことを目的としています。
出題範囲は日本の全遺産+世界の有名な遺産32件です。
日本の全遺産と聞くと出題範囲が多いように思えますが、2019年11月現在、日本にある世界遺産は全部で23件です。
日本の世界遺産23件プラス日本以外の世界の遺産32件なので、全部で55件が出題範囲になります。
55件と聞くとまだ対応できる範囲のように思えますね。
公式サイトでも発表されていますが、世界遺産検定4級は高校生以下の合格者が多いです。
公式サイトでは初めて世界遺産検定を受検する場合、高校生以下であれば世界遺産検定4級、大学生・専門学生・社会人以上であれば世界遺産検定3級からの受検をおすすめしています。
3級、4級の併願もできます。
試験日
公式サイトを参照(年三回程度)
出願時期
受験日の約4か月弱前~受験の約1か月強前
受験料
3000円(税込み)
3級・4級併願7300円(税込み)(3級は税込み4500円のため200円お得)
試験時間
50分
問題数
50問
合格基準
100点満点中60点以上
合格発表日
各検定日の約1ヶ月強後
世界遺産検定3級
世界遺産検定3級は世界遺産条約の理念を理解し、地理や歴史に登場する代表的な世界遺産の価値を学ぶことを目的としています。
出題範囲は日本の全遺産+世界の有名な遺産100件です。
2019年11月現在、日本にある世界遺産は全部で23件です。
世界遺産検定4級は世界遺産55件が出題範囲でしたが、3級では123件ほどになるので4級の2倍近くまで出題範囲が増えております。
2級、3級の併願もしくは3級、4級の併願も可能です。
試験日
公式サイトを参照(年三回程度)
出願時期
受験日の約4か月弱前~受験の約1か月強前
受験料
4500円(税込み)
2級・3級併願9500円(税込み)(3級は税込み5500円のため500円お得)
3級・4級併願7300円(税込み)(3級は税込み3000円のため200円お得)
試験時間
50分
問題数
60問
合格基準
100点満点中60点以上
合格発表日
各検定日の約1ヶ月強後
世界遺産検定2級
世界遺産検定2級は世界遺産条約の理念や関係機関について理解し、各地域を代表する世界遺産の多様性を学ぶことを目的としています。
出題範囲は日本の全遺産+世界の有名な遺産300件です。
2019年11月現在、日本にある世界遺産は全部で23件です。
世界遺産検定3級は世界遺産120件ちょいが出題範囲でしたが、2級では323件ほどになるので3級の3倍近くまで出題範囲が増えています。
3級と比べると難易度が跳ね上がっておりますね。
よほど世界遺産に詳しくなければ、無勉強で合格することは難しいでしょう。
試験日
公式サイトを参照(年三回程度)
出願時期
受験日の約4か月弱前~受験の約1か月強前
受験料
5500円(税込み)
2級・3級併願9500円(税込み)(3級は税込み5500円のため500円お得)
3級・4級併願7300円(税込み)(3級は税込み3000円のため200円お得)
試験時間
60分
問題数
60問
合格基準
100点満点中60点以上
合格発表日
各検定日の約1ヶ月強後
世界遺産検定1級
世界遺産検定1級は世界遺産条約の理念や諸概念、関係機関について理解し、世界の全遺産の普遍的価値を学ぶことを目的としています。
世界遺産検定1級の出題範囲は世界遺産全件まで及びます。
2019年時点で世界遺産の総数は1121件ですから、合格するためにはかなりの勉強量を必要とすることが分かります。
世界遺産検定1級を受験するためには、世界遺産検定2級を合格していなければなりません。
試験日
公式サイトを参照(年三回程度)
出願時期
受験日の約4か月弱前~受験の約1か月強前
受験料
9700円(税込み)
試験時間
90分
問題数
90問
合格基準
200点満点中140点以上
合格発表日
各検定日の約1ヶ月強後
世界遺産検定マイスター
世界遺産検定マイスターに合格することで世界遺産条約の理念や諸概念を理解し、世界遺産に関する諸事象について自分の意見をもつことを証明できます。
世界遺産検定マイスターの出題範囲は世界遺産検定1級と同様、世界遺産全件まで及びます。
2019年時点で世界遺産の総数は1121件ですから、出題範囲はかなり広いです。
世界遺産検定1級まではマークシート形式で問題が出題されていましたが、世界遺産検定マイスターは論述形式で問題が出題されます。
よって受験に当たっては今までと異なり、論述の練習もしなければなりません。
世界遺産検定マイスターを受験するためには、世界遺産検定1級を合格していなければなりません。
試験日
公式サイトを参照(年三回程度)
出願時期
受験日の約4か月弱前~受験の約1か月強前
受験料
19000円(税込み)
試験時間
120分
問題数
3題
合格基準
20点満点中12点以上
(12点に達していても、問1、2で6点、問3で6点にそれぞれ達していなければ、合格にならない)
合格発表日
各検定日の約1ヶ月強後
終わりに
今回は世界遺産検定の種類や難易度についてご紹介いたしました。
旅行会社に就職するケースを除いて、世界遺産検定が就職や転職の際にアピールになる機会は少ないかもしれませんが、話のネタにすることができます。
地理や歴史について詳しくなることで教養があるとみなされたりもしますね。
世界遺産1級、マイスターに合格するためにはかなりの勉強時間を必要とするかもしれませんが、世界遺産という分野は勉強してておもしろい分野でもあります。
世界遺産検定について興味が湧いた方はぜひ世界遺産検定に挑戦してみてください。
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