【備忘録】Intel Mac(2017)+macOS Ventura環境で「L2TP over IPsec」が頻繁に切断される事象について
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【備忘録】Intel Mac(2017)+macOS Ventura環境で「L2TP over IPsec」が頻繁に切断される事象について
Macを買い替え(移行)して以降、VPNが頻繁に切断されるようになりました。
原因の切り分けを行った結果、「Wi-Fi接続は維持されているにもかかわらず、VPNのみが切断される」という現象であることが分かりました。
結論としては、下記の組み合わせが主な原因と考えられます。
結論(原因)
- Intel Mac(2017年モデル)
- macOS Ventura
- L2TP over IPsec(macOS標準VPN)
上記の環境では、ネットワークが一瞬でも揺れたり、macOS内部でネットワークが再初期化されたりするタイミングにおいて、Wi-Fi接続は維持されたまま、VPNのみが切断される事象が発生することがあります。
見た目上は通信に問題がないため、原因の特定が難しい点が特徴です。
発生していた症状
- Wi-Fiは接続中のままにもかかわらず、VPNが突然切断される
- 操作していない時間帯や、画面オフ・スリープ前後で発生しやすい
- 再接続しても、しばらくすると同様の切断が再発する
Wi-Fiが原因ではないと判断した理由
- Wi-Fi接続自体は維持されており、通常のインターネット通信は継続できていた
- VPN接続のみが切断される状況が繰り返し発生していた
- macOS側の省電力制御やネットワーク再初期化の挙動と一致していた
原因の整理
L2TP over IPsecは比較的古いVPN方式であり、ネットワークの瞬断や再初期化に弱い特性があります。
一方、macOS Venturaでは省電力やセキュリティに関する内部挙動が強化されており、Intel世代のMacではネットワーク周りに微細な変動が発生しやすくなっています。
その結果、VPN接続のみが切断される事象につながっていると考えられます。
対処方法(推奨順)
① 最優先:VPN方式の変更
- IKEv2
- OpenVPN
- WireGuard
管理者に相談する際は、以下のように伝えると状況が共有しやすいと思われます。
macOS Ventura(Intel Mac)環境において、L2TP over IPsec接続が頻繁に切断される事象が発生しています。
IKEv2、OpenVPN、またはWireGuardへの切り替えは可能でしょうか。
② 次善策:macOSをMontereyへ戻す
環境や要件が許す場合には、macOSをVenturaからMonterey(12.x)へ戻すことで、安定するケースもあるようです。
ただし、業務アプリやセキュリティ要件との兼ね合いには注意が必要です。
③ 応急対応(完全な解決ではないが影響を軽減)
- 可能な限り有線LANを使用する
- スリープや省電力関連の設定を見直す
- 専用VPNクライアントが提供されている場合は、そちらを利用する
まとめ
Intel Mac(2017年モデル)において、macOS VenturaとL2TP over IPsecを組み合わせた環境では、設定変更のみで完全に安定させることは難しいと考えられます。
現実的な解決策としては、VPN方式の変更、もしくはmacOSのバージョン変更が有効です。
応急的な対応としては、有線LANの利用やスリープ制御の見直しにより、発生頻度を下げることは可能です。







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