原賃貸借契約の読み方と意味とは?【不動産用語解説】

原賃貸借契約の読み方と意味とは?【不動産用語解説】

原賃貸借契約(げんちんたいしゃくけいやく)とは、不動産における「転貸(また貸し)」などの際に登場する重要な用語です。本記事では、読み方や意味、事例をわかりやすく解説します。



原賃貸借契約の読み方

原賃貸借契約は、「げん・ちんたいしゃく・けいやく」と読みます。

原賃貸借契約の意味

原賃貸借契約とは、「転貸」が行われた場合における最初の貸し借り契約を指します。

たとえば、不動産をAさんがBさんに貸し(賃貸借契約)、その後BさんがCさんに又貸し(転貸)した場合:

  • AさんとBさんの契約 → 原賃貸借契約
  • BさんとCさんの契約 → 転貸借契約

図解:原賃貸借契約と転貸借契約の関係

以下のような関係になります。

法律上のポイント(民法第612条)

民法では、賃借人が無断で転貸をした場合、賃貸人は契約を解除できると定められています(民法第612条)。

したがって、原賃貸借契約は転貸を認めるかどうかの判断に関わる重要な契約となります。

用語のまとめ

用語 意味
原賃貸借契約 最初の貸し借り(例:A→B)
転貸借契約 また貸しの契約(例:B→C)
原賃貸人 最初に貸した人(例:A)
原賃借人 最初に借りた人(例:B)
転借人 また借りした人(例:C)

まとめ

原賃貸借契約とは、転貸の場面で登場する「元となる賃貸借契約」です。不動産取引や契約の理解には欠かせない用語の一つですので、意味と立ち位置をしっかり押さえておきましょう。

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Posted by ちこ