工業英検(工業英語能力検定)3級の難易度や勉強法は?
工業英検(工業英語能力検定)というのをご存知でしょうか。
工業英検とは、科学文書など理系的な文書を正しく読み書きできる能力を評価する検定です。
主に英語で書かれた文章を翻訳したり、日本語を英語で書く問題が出題されます。
工業英検は1級、2級、準2級、3級、4級の五種類あります。
今回はその中で工業英検3級についてご紹介いたします。
1.工業英検3級とは?
工業英検3級のレベルとしては、「大学低学年、工業高等専門学校上級学年、専修・専門学校・各種学校在学程度の工業英語の知識を有する者」を対象としているようです。
この辺から大学レベルの英語に片足を突っ込んでいきます。
そもそも大学レベルの英語ってなんなんですかね。
大学では確かに英語を学ぶ講義はありましたが、大学の講義で英語力が上がった気はしません。
なんにせよ、4級と比べてかなり難しくなっているように思えます。
4級はすべてマークシート方式で問題が出題されていましたが、3級の問題では記述式の問題が出題されます。
問題を見てみると英訳の問題も出題されていますね。
受験料
4800円(税込み)
試験時間
70分
合格基準
60%
合格発表日
約1ヶ月後
2.工業英検3級の難易度は?
生活情報サイト「All About」に工業英検の難易度をTOEICで換算している表がありました。
工業英検3級の難易度はTOEIC400点相当だそうです。
まだ頑張れば対応できる難易度ですね。
工業英検3級で調べてみると、合格体験記が割と見つかります。
ぜひ漁ってみてください。
3.工業英検3級の勉強方法は?
資格試験の勉強はやはり過去問が一番です。
こちらの工業英検3級問題集で対策していきましょう。
2018年度版 工業英検3級問題集
ただし、公益社団法人日本工業英語協会が提供する工業英検の問題集は答えのみしか書かれていません。
こちらの解答付きの過去問サンプルを解いてみて解説がないと厳しいようであれば英語そのものの能力を上げる必要があります。
過去問題・資料
英語そのものの能力を上げる方法については、こちらでは紹介できません。
なぜなら、本人の英語力によっておすすめできる参考書や問題集が違ってくるからです。
あとは単語でしょうか。
単語は英語の試験において最も重要です。
最悪文法が分からなくても単語の意味を並べていけば解ける可能性があります。
こちらの工業英検に特化した「工業英語ハンドブック―工業英検 基礎例文・単語集」でしっかり対策していきましょう。
【技術英検2・3級対象】改訂新版 工業英語ハンドブック 工業英検3・4級用
4.終わりに
今回は工業英検3級の概要についてお伝えいたしました。
工業経験3級から和訳の問題が出題されるため、純粋な英語力が試されるようになってきます。
工業英検を紹介しといてなんですが、まずは英語力そのものを上げるべきです。
TOEICとかの方が世間的な評価も高いですし、文法などの基礎的な英語力はTOEICや普通の英検の方が上がります。
工業英検はあくまで英語を学ぶ上での寄り道のようなものです。
工業英検そのものに用があるわけでなく、英語力そのものを上げるために工業英検を受験しようと考えているなら、TOEIC等に目標を切り替えた方が良いでしょう。
工業英検のその他の級に関してはこちらの記事にまとめましたのでぜひご一読ください。
工業英検(工業英語能力検定)の種類や難易度は?
※ご紹介している参考書、問題集のバージョンは執筆当時のものです。
新しいバージョンの参考書、問題集が発行されていないか今一度Amazon等でご確認ください。
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