生化学やバイオ系で使われる「アグる」という言葉の意味とは?
今回は生化学やバイオ系の仕事などで使われる「アグる」という言葉の意味についてご紹介していきます。
生化学やバイオ系で使われる「アグる」という言葉の意味とは?
生化学やバイオ系の仕事などで使われる「アグる」という言葉は、「アグリゲーションする」の略で、タンパク質や分子が凝集(アグリゲーション)してしまう現象を指します。
「アグリゲーション」は英語の「aggregation」のことです。
例えば、タンパク質の溶液を扱う際に、温度やpHの変化、濃度の過剰などが原因で、タンパク質分子同士が結合して塊(アグリゲート)を形成してしまうことがあります。この現象を「アグる」と表現し、タンパク質が凝集してしまい、本来の機能を失うことを指します。
「アグる」は特に、タンパク質の試料調製や実験中に目的のタンパク質が凝集し、実験がうまく進まないことをカジュアルに表現するスラングとして研究者の間で使われています。
終わりに
今回は生化学やバイオ系の仕事などで使われる「アグる」という言葉の意味についてご紹介いたしました。
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