querysetでlen()よりcount()の方が圧倒的にパフォーマンスが良いから使うべき
今回はDjangoのquerysetでlen()よりcount()の方がパフォーマンスが圧倒的に良いからcount()を使うべきということについてお話しさせていただきます。
querysetでlen()よりcount()の方が圧倒的にパフォーマンスが良いから使うべき
まず結論として、querysetの数を調べるためにlen()よりcount()を使った方が圧倒的に早いです。
調査に当たって次のソースを準備しました。
軽くこれらのソースについて説明すると、len_test()がlen()を使ってquerysetの数を数えてタイムを計る関数、count_test()がcount()を使ってquerysetの数を数えてタイムを計る関数です。
次のBookモデルについて調査をします。
title、author、priceが空のBookオブジェクトを1000万個準備しました。
この1000万個のBookオブジェクトについて、len()とcount()を使ってquerysetの総数を数える時、それぞれどの程度の時間を必要とするのか調べます。
まず、len()を使ってquerysetの数を数えるlen_test()を三回実行した結果は次の通りです。
およそ1分半もタイムがかかっております。
一方count()を使ってquerysetの数を数えるcount_test()を使った場合はどうでしょうか。
count_test()を三回実行してタイムを計測した結果は次のようになりました。
len()を使った場合と比べ物にならないほど圧倒的なスピードで処理が終わります。
querysetの総数を調べたいときは、len()よりもcount()を使用するようにしましょう。
終わりに
今回はDjangoのquerysetでlen()よりcount()の方がパフォーマンスが圧倒的に良いからcount()を使うべきということについてお話しいたしました。
PythonやPythonを使ったライブラリやフレームワークのパフォーマンスの調査に興味があり、様々なコーディング方法の違いによる最適化の調査を行っております。
リストにまとめてあるので、よろしければ覗いてみてください。
Pythonとそのライブラリやフレームワークのパフォーマンス調査結果リスト
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