エンジニアのココがツラい!上司から部下へ忖度残業を促すパワーワード3選!
エンジニアの業務につくと、意外と人と接する機会が多く、人間関係で悩むことに気が付きます。
40代、50代のバブル世代の人たちは未だに会社至上主義を掲げている方が一定数います。
そういった方たちは「新人はまず議事録を書いたり飲み会の予約を行うものだ」という固定観念を抱えていたり、業務時間外も仕事をして会社に尽くせという考えを持っていたりしますね。
彼らにとっては残業が美徳であり、会社のための自己犠牲精神が尊いのでしょう。
また、意外とそこそこの地位に就きたての20代後半、30代の方たちにも要注意です。
エンジニアという職業柄、学生時代はオタクっぽい生活を送り、パッとしなかった過去を持つ方が多くいます。
そんな方たちが社会人になって立場を履き違え、部下に高圧的に接して自らの自尊心を満たしているケースが後を絶ちません。
自分の中のインナーチャイルドを癒すのは勝手ですが、周りの方を巻き込むのは控えめに言ってやめてほしいですよね。
今回はそんな立場や権力を履き違えた方たちが部下にさりげなく残業を促す文言についてご紹介いたしましょう。
※もし嫌な上司がいたらこんな感じかなという前提でお話し致します。
実際の登場人物・団体とは一切関係ありません。
…ということでお願いします。
1.個々のスキルによっては早く終わる
まずは仕事の量がハンパないのを、あたかも作業者のスキル不足のせいにしてごまかす例です。
確かにITの業務はスキルに差があると仕事のスピードにダイレクトに直結することが多いです。
ITに造詣の深い方が1時間で終わる業務を、IT知識の乏しい方が10時間以上かかってしまうことがざらにあります。
しかしそれを良いことに、「ちゃんとしたスキルのある方があれば定時内で終わる」と偽って、とんでもない量の仕事を押し付けるケースが存在します。
そういったことを言う人たちは、どんなにスキルが熟練されている方でも定時内では終わらないだろうという量を平気で押し付けてきますね。
ITの業務は透明性が低く、バーチャルの世界なので客観的には仕事の量が分かりづらい側面があります。
そこにつけこみ、仕事量をごまかしたり、ついでに言うと進捗が遅れているのにさも予定通りに進んでいるかのような報告をするのが難しくありません。
加えて作業者の立場としては、もし「自分のスキル不足のせいで遅れている」と感じるようなことがあれば、罪悪感を感じることになります。
つまり、指示者としては作業者に仕事の量をごまかして大量の仕事を押し付けることができるだけでなく、あわよくば作業者に罪悪感を植え付けさせて自分を有利な立場に持っていくことができるのです。
この手法、なかなか良い手ですね。
応用すればちょっとした洗脳にも使えそうです。
きっと「個々のスキルによっては早く終わる」という言葉を発する上司たちも、過去に上司からこの言葉を言われてきた経験があるのでしょう。
先代から受け継がれてきた叡智です。
遺伝的アルゴリズムの功罪ですね。
2.後半は慣れてスピードが上がる
続いては「今は作業に慣れてないからスピードが出てないけど、だんだん作業に慣れてきて進捗が上がってくるよ」と言ってくる例です。
どの業務もそうですが、特にITの業務は新しい作業に取り掛かる際には時間がかかってしまうことがほとんどです。
ある程度作業に慣れてしまえば、あとは似たような作業の繰り返しであることが多いのでだんだんと作業のスピードが上がってくるのですが、とにかく最初の取り掛かり始めた頃はなかなか進捗が上がりません。
そこにつけこみ、あり得ないほどの量の仕事を持ってきて「今は進捗上がらなくて終わらないと思うかもしれないけど、慣れれば終わるから大丈夫」と言って仕事を丸投げする上司がいます。
いくら作業に慣れると言っても二次曲線のように作業のスピードは収束していきます。
作業のスピードには限界があり、無制限にスピードが上がっていくわけではありません。
それを知ってか知らずか、まるで無制限に作業のスピードが上がっていくかのようなスケジュールの組み方をする方がいます。
しかもこの手法には発展形があり、前述した「個々のスキルによっては早く終わる」というコンボに繋げることができてしまうのが厄介です。
もし慣れてきて作業のスピードが上がっても終わらないのであれば、「それってあなたのスキル不足のせいなんじゃないの?」という即死コンボを平気で決めてくることもあります。
仕事を割り振られた段階で「これスケジュール厳しそうですね」などと上司に言って出来得る限りの予防線を張って緩和していきたいところですね。
3.え?バグ出てるよね?
開発者がバグを出してしまうと、一見バグを出した当事者が一方的に悪いように思えてしまいますよね。
しかし、エンジニアなら当然思うことですが、バグを出さないことなんてあり得ません。
どんなに技術力がある人が細心の注意を払って開発を進めたとしても、バグを出さないことなんてないと思います。
むしろバグ曲線を考慮して、バグを出すことを推奨している現場もあるくらいです。
もしスケジュールに元々バグを処理する工程が入っておらず、「あなたがバグを出したせいでスケジュールが遅れるんだけど」と言われることがあれば、それはあなたが悪いわけではありません。
バグが出ることを前提としたスケジュールを組まなかった管理者が悪いのです。
しかもこの文言のたちの悪いところは、例えスケジュールが前倒しであっても使ってくる場合があることです。
おそらくこれを言う上司はスケジュールは早く終われば終わるほど良いというステレオタイプを持っておられるのでしょう。
開発者のことを考えず、スケジュールのことだけを注視した結果、漏れ出るのがこの言葉です。
あるいは承認欲求が強く、自分が優位に立ちたいという思いが強いのですね。
4.終わりに
今回はエンジニアという業務において、上司から部下へ忖度残業を促すパワーワードを3つご紹介いたしました。
私もIT業界に入りたての頃は上司の顔色をそこそこ窺っていたのですが、自分はどうやっても悪目立ちするタイプで上司からマークされやすいことに気づき、止めました。
それ以来上司からの圧力や空気感を気にせず自分を貫いているのですが、一部の方には好かれるものの各方面に敵を作っています。
私は私なりに耐性を身に着け対処法を確立させていますが、みなさんもエンジニアという業務に就く際はこれらの文言に潰されないように注意しましょう。
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