数検(数学検定)のかず・かたち検定の難易度や勉強法は?
数学検定という資格があるのをご存知でしょうか?
数学検定は正式名称を「実用数学技能検定」と言いますが、実用数学技能検定には、1級から11級と準1級、準2級、かず・かたち検定のゴールドスター、シルバースターを合わせて全部で15の階級が存在します。
数学検定に合格することで、一部の学校で入試優遇や単位認定を受けることができる他、高等学校卒業程度認定試験の「数学」科目を免除することもできます。
今回はそんな数学検定における「かず・かたち検定」の概要についてご説明いたします。
1.数学検定かず・かたち検定とは?
数学検定の「かず・かたち検定」は「ゴールドスター」と「シルバースター」の2種類の試験に分かれております。
「かず・かたち検定」は小学校に上がる前の幼児を対象としています。
シルバースターでは、「あめなどの個数(5まで)を数えることができる」、「ひもの長さなどを直接比べて比較できる。」、「三角形、四角形、丸の形を区別できる」能力が問われます。
それに対しゴールドスターでは、「クッキーなどの個数(10まで)を数えることができる。」、「背の高さなどを直接比べて比較できる。」「三角形、四角形、丸の形などを使って遊ぶことができる。」能力が問われます。
「かず・かたち検定」の検定問題は、以下の複数の検定回にまたがって同一の検定問題となるため、以下の問題がかぶる検定回を確認して問題が出る検定回を狙って受験するのもありだと思います。(そんな機会なかなかないかもしれませんが)
(第302~304回、第305~309回、第310~318回)
数学検定は1~5級は一次試験の他に二次試験がありますが、他の級では二次試験がありません。
原則として受験資格はなく、どの級からでも受験することができます。
試験日
4月、7月、10月
出願時期
受験の約3か月前~受験の約1か月前
受験料
1500円(税込み)
試験時間
40分
出題数
15問
合格基準
10問以上正答
合格発表日
各検定日の約3週間後にインターネットで可能
2.数学検定かず・かたち検定の難易度は?
数学検定の「かず・かたち検定」は幼児を対象としているため難易度は高くありません。
むしろ周りが幼児の中で大人がテストを受けているという状況に耐えるメンタルを持つことの方が難易度が高いでしょう。
一度検定問題の過去問をご覧ください。
絵に描かれているりんごや犬の数を数えるだけです。
数学検定過去問題
3.数学検定かず・かたち検定の勉強方法は?
数学検定の問題集や参考書を探してみましたが、数学検定1級から11級、準1級、準2級の参考書や問題集はありましたが、なぜか「かず・かたち検定」の参考書や問題集はありませんでした。
この記事を見ている方で幼児の方はほぼいないため、もし受験する気力がある方がいたら過去問に頼るしかなさそうですね。
ただし、過去問を見れば分かると思いますが勉強しなくてもぶっつけ本番で受かります。
絵に描かれているりんごや犬の数を数えるだけです。
4.終わりに
今回は数学検定の「かず・かたち検定」の概要についてご紹介いたしました。
ぶっちゃけ言うと数学検定は就職や転職にはあまり役にたちません。
数学検定準1級や1級となると多少は役にはたちそうですが、勉強する労力を考えると他の資格に目を付けた方が良いと思います。
ましてや幼児向けの資格である「かず・かたち検定」であればなおさらです。
数学検定を受験している人は就職や転職という目的意識で勉強している人は少なく、数学検定という資格勉強を通して己の数学的な力を養うために勉強している人が大半です。
ただし、数学を勉強することで直接的に役に立つことは少ないかもしれませんが、空間把握能力や論理的な思考能力は確かに養われるので、数学に興味があるのであれば勉強しない理由はないでしょう。
数学検定の他の級については、こちらの記事にまとめております。
数学検定の種類とは?
かず・かたち検定より上位の級である11級について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
数学検定11級の概要とは?
※ご紹介している参考書、問題集のバージョンは執筆当時のものです。
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