漢検３級とは？難易度は中学校卒業程度！日本人として漢字をマスターしよう！
漢検（日本漢字能力検定）とは、その名の通り漢字に関する能力が問われる試験です。
漢字を「読む」「書く」能力はもちろんのこと、漢字の意味を理解し、文章の中で適切に使える能力も測られます。
漢字は年齢に関係なく学べるため、３歳から102歳という幅広い年齢層の方が漢検を受験しているそうです。
漢検は10級～３級、準２級、２級、準１級、１級の12段階の難易度があります。
難易度が低い級では小学生を対象としていますが、準１級、１級までくると大学・一般程度の漢字に関する知識が必要です。
今回は漢検３級の概要についてご説明いたします。
１.漢検３級とは？
漢検３級は中学校卒業程度を対象としています。対象となる漢字の数は1607字です。
漢検３級では、「漢字の読み」「漢字の書き取り」「部首・部首名」「送り仮名」「対義語・同義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」「熟語の構成」に関する問題が出題されます。
また、漢検３級に合格することで、常用漢字のうち約1600字を理解し、文章の中で適切に使えることを証明できます。
漢字を覚える量が増えるごとに同じ読みの漢字や形が紛らわしい漢字がどんどん現れます。
それぞれの特徴やどの文脈で使うかをしっかり理解していきたいところですね。
漢字そのものの勉強も良いですが、読書もおすすめです。
読書を重ねる中で楽しく漢字を覚えることができます。
試験日
２月、６月、10月
出願時期
受験の約３か月前～受験の約１か月前
受験料
2500円(税込み)
試験時間
60分
満点
200点
合格基準
70％程度
合格発表日
各検定日の約１カ月後
２.漢検３級の難易度は？
漢検３級の合格率は50％弱です。
約２人に１人合格します。
今までは大人の方なら勉強しなくても合格できたかもしれませんが、ここらへんから無勉強では厳しくなってきます。
専用の問題集を見るなどしてどんな漢字が出題されるかくらい把握しておくべきでしょう。
漢検３級では四字熟語も出題されます。
四字熟語って日常で見かける機会が少ないせいか、読み方は知っていてもどんな漢字を書けばいいか分からなかったりすることがありますよね。
範囲は狭いので、試験範囲の四字熟語を覚えて試験にしっかり備えたいところです。
３.漢検３級の勉強方法は？
漢検の勉強においてはこちらの本が有名らしいですね。
動物の表紙がトレードマークです。
３級の勉強においてもこちらの本をやると良いでしょう。
漢検3級漢字学習ステップ 改訂三版
こちらの７日間完成のドリルも評価が高いです。
７日間完成は英検のテキストにもありましたね。
値段もお手頃なのがうれしいです。
7日間完成! 漢検3級 書き込み式 直前対策ドリル 改訂版
３級の勉強においてはこちらの過去問集も評価が高いですね。
漢検 3級 過去問題集 平成29年度版
苦手分野を徹底的に潰したい方はこちらをやると良いかもしれません。
狙った分野を重点的に勉強することができます。
漢検3級分野別問題集 改訂二版
なお、漢検３級で過去に出題された問題はこちらで確認することができます。
漢検問題例
４.終わりに
今回は漢検３級の概要についてご説明いたしました。
３級の対象となる漢字数は1607字ですが、覚える漢字数は英単語の数と比べると少なく感じられると思います。
しかし覚える漢字数としては少ないですが、漢字は幾通りもの組み合わせや読み方があるため、結局覚える絶対量は多いです。
日本語は漢字と言いカタカナといい覚える量が多いですよね。
日本語を学ぶ外国の方がかわいそうです。
日本人でさえ漢字をマスターしていると自信をもって言える人は少ないと思います。
みなさんも日本人として漢字をマスターしたと自信をもって言えるように漢検を勉強してみましょう！
漢検の他の級については、こちらの記事にまとめております。
漢検の種類とは？
３級より上位の級である準２級、３級より下位の級である４級について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
漢検準２級の概要とは？
漢検４級の概要とは？
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