netstatの後継コマンド「ss」とは?名前の由来を解説

netstatの後継コマンド「ss」とは?名前の由来を解説



はじめに

Linuxでネットワーク接続の状態を確認する際に使われてきた netstat コマンドですが、現在では ss コマンドが主流になりつつあります。
では、ss という短い名前にはどんな意味があるのでしょうか?この記事では、その由来と背景を詳しく解説します。

ssコマンドとは?

ss コマンドは「socket statistics」の略で、TCPやUDPなどのソケット状態を表示するためのツールです。
netstat の後継として iproute2 パッケージに含まれており、より高速・高機能なツールとして開発されました。

主な用途は以下の通りです:

  • TCP/UDPソケットの一覧表示
  • LISTEN状態のポート確認
  • 接続状態ごとのフィルタリング

ssは何の略か?

ss はその名の通り socket statistics の略です。Linuxカーネルが持つソケット情報を高速に取得・表示することを目的として開発されました。

ss/proc/net 以下の情報を直接参照するため、netstat よりも動作が速く、詳細な情報を取得できます。

netstatからssへの移行が進む理由

従来の netstat に比べ、ss には以下のようなメリットがあります:

  • 高速な表示性能:データ取得が迅速
  • 保守性net-tools パッケージは非推奨
  • 多機能:フィルタや統計表示が豊富

まとめ

ss コマンドは「socket statistics」の略で、netstat に代わるネットワーク調査の新定番です。
Linux環境でのネットワークトラブルシュートや状態監視には、今後ますます欠かせない存在となっていくでしょう。

まだ使ったことがない方は、ぜひ ss を試してみてください。

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Posted by ちこ